過去ログ - 【デレマス】オン・ザ・ストリート・コーナー【鎧武】
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83: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/22(日) 03:43:54.16 ID:vrUdpttR0
大会の翌日、『アーティスター』の所属する芸能プロダクションは、
『チームバロン・コア』、ひいては「チームバロン」そのものの活動を支援することを決定した。
全国大会優勝という結果と、彼ら自身の人となりを見て、件のプロデューサーが立ち上げた方針である。
結果、「チームバロン」の名は全国区で通用する知名度を獲得し、
世間的に「イケメン」と言って差し支えないザックとペコは、ダンス以外にも活躍の場を広げた。

その一方であくまでダンスチームとしての活動がメインである点は常にブレなかった。
だからこそダンス領域での活動が増えた『アーティスター』とも、少なからず接点はあった。
そして今回旅立つのも、かつてザックが単身旅立ったニューヨークでのリベンジである。
かつての武者修行はザックのセンスを強力に研ぎ澄ませはしたが、オーディション合格という結果は出ていない。
「チームバロン」の名に込められた「最下層から天下を取る」という意を汲んだ時、
まさしく最下層だったニューヨーク時代を思い出すのは当然のことだった。

ただし、今度はチームバロン全員で。
あの日沙紀が言った「自分を省みていない」という指摘を、ザックは忘れていない。

そして、たった半年で沢芽市という枠を外れて「チームバロン」が成長したことで、
「ネオバロン」という組織は「よくあるチームバロンの紛い物」に成り下がり、急速に組織力を失った。
あの光実という青年が言うには、例の『黒陣羽』の裏にいる黒幕だという。
そんな存在が動けなくなったなら、少なくとも当面はあの日のような戦いに発展することはない。
その期間はニューヨーク遠征を無事に終わらせるのに十分だった。


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