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過去ログ - 【咲‐Saki‐安価】逸‐ITSU‐ 第四局【オリキャラ】

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317:＜清蘭視点＞ ◆7Wolp74API[saga]
2016/06/23(木) 19:21:40.29 ID:s6OtQOdZ0

――――率直に聞こう。

何だこれは。

何だこの空間は。

何だ、何なんだ。

身体……というよりも頭の中が異常に熱い……。

脳みそを掻き毟られるような、気持ちの悪い感じがする。

それは痛覚を刺激し、やがて猛烈な耳鳴りと眩暈、吐き気に襲われ、意識は朦朧とする。

脊椎を引き抜かれたような激痛が全身を襲い、徐々に下っていく。

心臓の音が聞こえない。

息が吸えない。

内臓という内臓が機能していない。

下腹部の感覚がない。

いつもならば感じる悦びも、全くない。

下半身の感覚がない。

今、椅子に座っているのかも分からない。
空中に浮いているような、はたまた底なし沼で沈んでいるのか、区別がつかない。

爪先の感覚も消えた。
今なら、靴を通り越して靴下すらも履いていないような、身軽な気でいられるはずだ。

だがそれを許してくれない。

痛い。
痛い。
痛い。

寒い。熱い。
眠い。眠れない。
苦しい。楽しい。
煩い。聞こえない。

痛い。
痛い。
痛い。

言葉にできない辛さが、そこにはあった。

身体が激震していた。辛い、苦しい、吐きたい、死にたい。早く楽になりたい。

彼女自身が、もう限界というほど泣き叫びたいであろう、地獄。生き地獄。

だが、それでさえ彼女には快感でしかなかった。

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