10: ◆a/CmvfV8ng
2015/11/13(金) 03:20:52.42 ID:mB38WAWj0
使ったものを洗い、凛と俺はオーブンの前で今か今かと焼きあがるのを待っていた。
5,4,3,2,1 チンッという音が鳴る。焼けたようだ。
オーブンを開くといい匂いが漂ってくる。
凛「すごい、こんな簡単にできちゃうんだね」
P「だろ?これなら暇なときにパパッと作れちゃうしな!」
凛「すごいのはプロデューサーのおばあちゃんだけどね」
P「それもそうだった」
凛「ふふっ、じゃあお皿に盛りつけて食べようか」
P「そうだな、じゃあ俺は紅茶でも淹れるよ」
凛「ないんでしょ?」
P「バレた?」
凛「緑茶でいいよ」
二人ともなんだかおかしくなってあははと笑い合った。
リビングのテーブルにクッキーとお茶を運び、いざ実食。
凛「そろそろ食べてもいいころかな?」
P「ああ、そろそろいい感じに固くなって食べごろじゃないか?」
凛「じゃあ、まず一個...あ、おいしい」
P「だろ?俺も一個...うん。よくできてる」
凛「クッキーにこんな作り方があるとは知らなかったよ」
P「役に立てたようでよかったよ。でもメープルシロップがあるともうちょっと甘くなったかもな」
凛「そうだね。でも私は甘さ控えめって感じで好きだよ」
P「好き...!?誰が?」
凛「クッキーの話でしょ!?」
P「そうだっけ」
凛「そうだよ、まったく...」
笑いながらそうこぼす凛に窓から差し込む西日が当たっていた。
とあるアイドルとプロデューサーのなんてことのない休日のお話。
おしまい。
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