15: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:14:10.83 ID:KkRPY6Ap0
狐神「依り代となるものの一部をわしに捧げる必要がある。今回はおぬしの血がよいじゃろうな」
お祓い師「わかった、血だな。……くっ……!」
お祓い師「これでいいだろ。飲めよ」
16: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:17:02.16 ID:KkRPY6Ap0
狐神「…………」
狐神「……うむ、成功じゃ。意識がはっきりと戻ってきたのう」
狐神「さて、それでは急いで山を降りるとするかの。だいぶ火の手が回ってきたからのう」
17: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:19:41.07 ID:KkRPY6Ap0
*
18: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:24:19.31 ID:KkRPY6Ap0
お祓い師「ところで先日助けてやったことに対する報酬がまだだが……?」
狐神「ふむ、そうじゃったな」
狐神「……やはりこのカラダが目当てなんじゃろう?」
19: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:25:50.49 ID:KkRPY6Ap0
狐神「わかっておる」
狐神「……ちなみにわしは経験豊富じゃからな。大抵の戯れには対応できるからの、安心せい」
お祓い師「か、ね、で、か、え、せ!」
20: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:28:06.48 ID:KkRPY6Ap0
お祓い師「そうならないように気をつけるんだな」
お祓い師「……さて行くか」
狐神「……うむ」
21: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:34:51.24 ID:KkRPY6Ap0
狐神「わしは何百年もの間、あの小さな山の中で一人で暮らしていた」
狐神「供物を持って訪れる人々に、わしが持つ力の限りを持って手を差し伸べた」
狐神「しかしそれは、わしの力による、するべきことの決まった作業のようなものじゃった」
22: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:37:52.26 ID:KkRPY6Ap0
狐神「…………」
狐神「おぬしはお人好しじゃのう」
お祓い師「うるせえ、それは自覚してる」
23: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/13(金) 23:41:41.67 ID:KkRPY6Ap0
ここまでが導入章です。
こうやってだらだらと登場人物が会話しているのが大半です。
戦闘シーンは存在しますが、台本形式の特徴上あまりかっこよく表現できないので(技量不足)、案外あっさり終わることが多いです。
では今後はゆっくり更新となりますので、上がっていたらたまに目を通してみてください。
24:名無しNIPPER[sage]
2015/11/13(金) 23:47:11.72 ID:ilOxjSY+0
乙 期待
25:名無しNIPPER[sage]
2015/11/13(金) 23:48:42.86 ID:GwFupeehO
乙乙
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