613: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:28:06.50 ID:KpFP05Sv0
西はずれの町人「むこうの路地の方からすすり泣きが聞こえるのよ」
西はずれの町人「なにかなー、って覗いてみたらもう驚き。向こう側が透けて見える女の人の姿があったわ」
西はずれの町人「怖くなっちゃってすぐに逃げちゃったから、それ以上は詳しく見れていないけど」
614: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:29:08.00 ID:KpFP05Sv0
西はずれの町人「あの幽霊、どうも雨の日の目撃が多いみたいよ」
お祓い師「そうさせてもらう、ありがとう」
西はずれの町人「ではお気をつけて」
615: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:30:11.69 ID:KpFP05Sv0
*
616: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:30:51.63 ID:KpFP05Sv0
お祓い師「待て、刀を構えてどうする」
フードの侍「(この刀は妖刀)」
フードの侍「(こいつは幽霊であろうとも斬れる)」
617: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:31:19.18 ID:KpFP05Sv0
泣いている幽霊『……あなたは、お祓い師ですか……』
お祓い師「ああ、そうだが……」
泣いている幽霊『私を祓いに来たのですか……?』
618: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:32:01.25 ID:KpFP05Sv0
お祓い師「……なんだよ。俺が悪いってか」
フードの侍「…………」
お祓い師「……まあ、俺が悪いか……」
619: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:32:59.63 ID:KpFP05Sv0
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620: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:33:45.58 ID:KpFP05Sv0
お祓い師「ぼちぼち夕食にしようと思っていたんだが、まだ早いか?」
狐神「いや、粥を食べてからだいぶ時間は経っておる。夕食も頂くとしよう」
お祓い師「はっ、それだけ食欲があれば治りも早いかもな」
621: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:34:19.87 ID:KpFP05Sv0
狐神「う、うむ……」
狐神(なにか様子がおかしいのう……)
狐神「なあ、おぬしよ。なにかあったのかのう? 少し様子がおかしいように感じるのじゃが……」
622: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/10(火) 17:34:56.11 ID:KpFP05Sv0
狐神「おお、川魚の塩焼きじゃな!これはおそらく岩魚じゃな」
狐神「山にいた頃を思い出すわい」
狐神「では頂くとするかの」
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