106:名無しNIPPER[saga]
2015/11/19(木) 22:47:17.56 ID:s4jNJoDro
「そっか。でももうすぐ梅雨だね」
「雨はいやだな。洗濯物、乾かないし。湿気で髪ボサボサになるし……」
107:名無しNIPPER[saga]
2015/11/19(木) 22:47:45.92 ID:s4jNJoDro
◇
「よくよく考えたらだよ、たっくん」
108:名無しNIPPER[saga]
2015/11/19(木) 22:48:12.34 ID:s4jNJoDro
「たっくん眠そう?」
不意にこっちを向いて、はじめて気付いたみたいに高森はそう言った。
109:名無しNIPPER[saga]
2015/11/19(木) 22:48:38.61 ID:s4jNJoDro
「藤宮ちはる?」
「そう。その子。たっくん、知り合い?」
110:名無しNIPPER[saga]
2015/11/19(木) 22:49:08.45 ID:s4jNJoDro
63-13 にに → に
つづく
111:名無しNIPPER
2015/11/20(金) 04:42:21.61 ID:bfPvCQgSO
乙です
112:名無しNIPPER
2015/11/20(金) 04:43:16.18 ID:bfPvCQgSO
乙です
113:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 17:21:12.28 ID:D4qOgycfo
◇
昼休みになった途端、俺はぐだあっと自分の席に突っ伏した。
114:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 17:21:42.37 ID:D4qOgycfo
ゴローは高いところが好きだ。
だから彼と昼食をとるって話になると、だいたい屋上に行こうって話になる。
本校舎の屋上。芝生とベンチのある憩いの空間。
115:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 17:22:08.79 ID:D4qOgycfo
空は青く澄んでいる。頭上にはツバメが飛んでいる。五月のツバメ。
ベンチの脇に置かれたプランターのパンジーを眺めながら、俺はコンビニの袋からサンドイッチを取り出した。
最初の頃は静奈姉が張り切って弁当をつくるって言ってくれたけど、俺のために早起きさせるのは申し訳なかった。
116:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 17:22:46.75 ID:D4qOgycfo
そんなふうに俺とゴローがぼんやり過ごしていると、高森と佐伯が並んで屋上にやってきて、
「おっす」
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