199:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 23:58:15.17 ID:KuRGWnJ0o
「なんでそんな賭けを?」
「特に理由はないよ」
200:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 23:59:02.59 ID:KuRGWnJ0o
それから及川さんは、期日とか、部誌の内容についておおまかなルールを決めたあと、
「じゃあ、よろしく」と背を向けて部室を去ろうとした。
その背中に俺は声を掛ける。
201:名無しNIPPER[saga]
2015/11/27(金) 00:00:04.68 ID:s/W9kd+Qo
「俺たちが決めてもいいですか?」
「……まあ、対等な条件ならね」
202: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2015/11/27(金) 00:00:30.55 ID:s/W9kd+Qo
つづく
203:名無しNIPPER
2015/11/27(金) 09:48:03.93 ID:EowJRnBJ0
毎日読むの楽しみにしてます。乙です
204:名無しNIPPER[sage]
2015/11/27(金) 11:00:40.78 ID:2t2roIwiO
乙
205:名無しNIPPER[saga]
2015/11/28(土) 19:01:23.32 ID:e5/BPC6No
◇
職員室に行くと、ヒデは自分の机で何かの作業をしているようだった。
206:名無しNIPPER[saga]
2015/11/28(土) 19:02:18.52 ID:e5/BPC6No
◇
昇降口を出てから、少しだけみんなが靴を履き替えるのを待つ。
女子集団は移動するにもおしゃべりをしていて、おかげで男子とは足並みがなかなか揃わない。
207:名無しNIPPER[saga]
2015/11/28(土) 19:03:20.06 ID:e5/BPC6No
「でも、どうやら無理みたいだな」
吹奏楽部の音階練習の響きが聞こえた。日差しがあるせいで、外は少し暑い。
グラウンドで野球部が練習をしているのが見える。剣道部が敷地の外周をランニングしている。
208:名無しNIPPER[saga]
2015/11/28(土) 19:04:16.64 ID:e5/BPC6No
あの夏のことを思い出す。何もかもがきらきらに輝いていた。
昼寝の午後、プールの水面、みんなで出掛けた道、祭りの金魚、
台風の夜、大騒ぎのバーベキュー、UFOキャッチャーのぬいぐるみ。
209:名無しNIPPER[saga]
2015/11/28(土) 19:04:59.64 ID:e5/BPC6No
◇
で、やっと出てきた女子部員たちに、ひとり男が混じっていた。
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