過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」春「一周回ってその9?」【永水】
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943: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2015/12/31(木) 09:21:11.90 ID:NEuP7VO+o

京太郎「…でも、巴さんの両親は、貴女と向き合っているようには思えません」

京太郎「俺には六分家とやらのことは良く分かりませんが…それでも実の娘に会えないほど忙しい訳ではないでしょう」

京太郎「それなのに自分たちに火の粉が掛かりそうになった時には、率先して止めにやってくる…」

京太郎「そんな保身しか考えないような連中と、巴さんは本当に家族だってそう言えるんですか?」

巴「そ…れは……」

自身に踏み込んでくる京太郎の言葉が、巴の心を切り裂いていく。
それは勿論、彼の言葉が決して否定しようのない事実だと分かっているからだ。
無論、分家の中でも外様扱いされる事が多い狩宿家は、決して暇な訳ではない。
石戸や神代の指示によって内外問わず働かされるのが常であった。
しかし、実の娘に会いに行けないほど休みがない訳ではない。
忙しい事は忙しいものの、それは並の社会人よりも少しハードな程度だ。

巴「(それは私の方もまた同じで…)」

そうやって相手に会おうとしないのは決して両親だけではない。
巴もまた率先的に彼らと旧交を温めようとはしなかった。
それは決して六女仙としての役目が、忙しいからなどではない。
六女仙は小蒔の世話をするのが主な役割ではあるが、もう彼女は高校卒業を間近に控えているのだから。
甲斐甲斐しくついてまわり、あれもこれもと世話をする必要などない。


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