過去ログ - 【フルメタ】サムシング・ライクア・スネーク・レッグ【改訂版】
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1: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:17:59.53 ID:NtV/iOhwo

1: 2回目



1981年12月24日

ソビエト連邦 シベリア 秘密都市<ヤムスク11>



「被験者を殺処分しろ」

眉一つ動かさず、男はオペレータに命じた。

男の前のブラウン管のモニタには、被験者の少女が映されていた。

少女は彼の娘だった。

彼女は水槽の中にいて、酸素マスクを付け垂直に立っていた。

頭にはおびただしい数のコードが刺さっていた。

コードの先端は彼女の脳に達していた。



「薬剤投与開始」

オペレータはコンソールを操作し、薬剤の投与を開始した。

薬剤は彼女の自律神経をマヒさせ、心臓を止め、死に至らしめる。

彼女はわずかに動いただけであった。



ここはソビエト連邦の秘密都市<ヤムスク11>の実験施設。

ここに東側の科学者が集められ、超能力の軍事利用の研究が行われていた。

男は、<ヤムスク11>の責任者、ヴァロフ博士。

少女は、彼の娘のソフィアだった。



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2: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:19:41.83 ID:NtV/iOhwo

【!!!警告!!!】
※フルメタル・パニックのネタばれあり
※フルメタ(長編)を全部読んだ人が対象
※グロシーン、胸クソシーンあり
以下略



3: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:21:04.36 ID:NtV/iOhwo

初回



以下略



4: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:27:09.68 ID:NtV/iOhwo
>>3は無しで
いきなり誤記……改訂版とはいったい……



5: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:27:52.08 ID:NtV/iOhwo

10年前



以下略



6: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:28:36.63 ID:NtV/iOhwo

彼女は、彼が母と自分を捨てたことを知らず、父との出会いを喜んだ。

「ソフィア、父さんの研究を手伝ってくれないか?」

以下略



7: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:29:39.29 ID:NtV/iOhwo

1か月前



以下略



8: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:30:39.61 ID:NtV/iOhwo

彼女は週に一回、ピアノのレッスンを受けていた。

半年前、ヴァロフ博士の小規模の実験が成果を出した。

以下略



9: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:31:18.73 ID:NtV/iOhwo

6時間前



以下略



10: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:32:12.23 ID:NtV/iOhwo

30分前



以下略



11: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:33:26.85 ID:NtV/iOhwo

水槽は実験施設の地下の大ホールにあった。

大ホールは体育館数個分の大きさだった。

以下略



12: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:34:25.77 ID:NtV/iOhwo

ヴァロフ博士は、マイクに向けて話しかけた。

「ソフィア、今からガンマ波の増幅実験を行う。

以下略



13: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:35:11.89 ID:NtV/iOhwo

10分前



以下略



14: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:37:40.10 ID:NtV/iOhwo

ヴァロフ博士は、ソフィアに聞こえないように、マイクから口を離して言った。

「補助脳に供給する電力を上げろ」

以下略



15: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:40:47.15 ID:NtV/iOhwo

ガンマ波の強度は、通常の数十万倍に達した。

「博士、あれを見てください!」

以下略



16: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:41:42.67 ID:NtV/iOhwo

実験機材にも安全装置はあった。

想定以上の強度の脳波が発生した場合、装置の一番弱い箇所がヒューズのように焼き切れ、

以下略



17: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:43:45.80 ID:NtV/iOhwo

永遠に続くとも思われた激痛が消えたとき、ソフィアは自分が水槽の外にいることに気づいた。

(いや……水槽の外に出たんじゃない……わたしが大きくなっているんだ)

以下略



18: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:44:32.76 ID:NtV/iOhwo

(お父さん……わたしを愛していなかったんだ……。

でも、わたしがお父さんを愛していることは知っていて……それを利用していたんだ……。

以下略



19: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:45:12.37 ID:NtV/iOhwo

「ガンマ波上昇!」

オペレータが絶叫した。

以下略



20: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:45:59.43 ID:NtV/iOhwo

ラットは死の間際、活動的にガンマ波を放出する、という研究結果がある。

死の瞬間、彼女の脳は、通常の数千万倍の強度に達したガンマ波をさらに増幅した上で、オムニ・スフィアに叩きつけた。

以下略



21: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:47:01.84 ID:NtV/iOhwo

1999年12月24日

日本 東京郊外 千鳥かなめの家

以下略



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