過去ログ - 榛名「艦プラビルドファイターズV」
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32:≫1 ◆6G6UiAPa1Q[saga]
2015/12/02(水) 00:06:53.68 ID:EOvWgvmo0
翔鶴は自分の所持する武装を捨て野分と同じように接近し、有線通信用のワイヤーで駆逐棲姫の説得を試みた。


翔鶴「私は貴女の味方よ… 苦しみの理由を教えて!」

駆逐棲姫「苦シミ、ダト…?」

翔鶴「そう。私にはわかる… 貴女は苦しんでる。お願い、何で苦しいのか教えて!」

駆逐棲姫「苦シクナンカ無イ! オマエモ不愉快ダ!」

翔鶴「不愉快なのは当たり前よ… どこか心の中で自分で泣いてる事にも気付かないで、そうやって拒絶して力を振るうだけなら!」

駆逐棲姫「ッ…!?」


翔鶴は言葉で駆逐棲姫へと語りかける。クィン・マンサは暴れる兆候も無く、ただゲルググに押さえつけられた。

その光景はまるで、子供を諭す母親のように…


飛龍「嘘… 動きを止めた…?」

吹雪「一体何を…」


飛龍と吹雪は呆然と見てる事しか出来ない。 そして二人は気付かない、クィン・マンサの頭部から少しだけ、光が漏れ出している事に…


翔鶴(クィン・マンサのサイコミュから、光が漏れてる…?)

駆逐棲姫「何ダ、コレハ…」

翔鶴(そう言うことね…! クィン・マンサのサイコミュが私の思念を拾ってる、理由はわからないけど…)

翔鶴「お願い… 戦うのを止めて、私とお話しましょう」

駆逐棲姫「ウグッ… ァァァ…」

翔鶴(頭の中に… これは、この子の記憶…?)

翔鶴「サイコミュを介して伝わってくる… 貴女がどれだけ苦しくて辛かったか、『春雨』ちゃんの気持ちが…」


吹雪「え…?」

飛龍「翔鶴… まさか、深海棲艦と心を通わせてるの…?」


駆逐棲姫「ナ、何故…」

翔鶴「痛かった、苦しかった… そして死ぬのが怖かった。うん、全部伝わったわ… それで憎しみしか無くなっちゃったのね…」

駆逐棲姫「あ…」

翔鶴「まだ、貴女の中に『春雨』は残ってる。なら伝える事が出来る筈よ、あの子達にも」

駆逐棲姫「初、風…」

翔鶴「そんなものから降りて、一緒に行きま…  ッ…!?」

駆逐棲姫「違ウ… 違ウ違ウ! 違ウゥゥゥゥゥゥゥ!」

吹雪「そんな… サイコミュが暴走してます!」

飛龍「翔鶴!今すぐソイツから離れて!」

翔鶴「駄目! 戻ってきて! そんな『もの』に呑まれちゃ…」

駆逐棲姫「ウルサイ!」


クィン・マンサがゲルググを弾き飛ばし、関節部に貼り付いたトリモチを千切る!


駆逐棲姫「ワタシヲ惑ワス雑念ガ! 消エロ!」


クィン・マンサの胸部ビーム砲が起き上がれて居ないゲルググへと放たれるがギリギリの所で飛龍が救出に成功する!


飛龍「大丈夫、翔鶴?」

翔鶴「何とか…」


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