過去ログ - あーちゃん先輩「ねえ棗君、そろそろ私のこと名前で呼んでくれない?」恭介「えっ?」
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10:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 00:43:43.67 ID:Ms95KNbJ0
カリカリカリ……

あーちゃん先輩「…………」

恭介「…………」

恭介(ま、なんだかんだで寮長には色々と世話になったんだよな。その事は感謝しておかなくちゃな。こいつからはそんなこと何も言わないが)

恭介「鈴は…」

あーちゃん先輩「んー?」

恭介「鈴とは今も仲良くしてくれているか?」

恭介(描く手は止めずに聞いた。話題無しにずっと無言で作業するっていうのもアレだしな)

あーちゃん先輩「ああ鈴ちゃん?もちろんよ!というか、むしろあの子以上に猫のことで語れる子はいないわよ。今度も新発売のモンペチについて聞いてもいないのに熱弁してくれて可愛かったわ!」

恭介「そうか…」

恭介(そういえば、よく考えると鈴が別の女の子とあそこまで親しくなれたのはこの目の前にいる奴が初めてじゃないか?)

恭介「それにしてもよく鈴と仲良くなれたな」

あーちゃん先輩「うん、まあね。確かに最初は人見知り全開で私にも心を開いてくれなかったわ」

恭介(と、その頃を思い出したのか困ったような顔で笑う)

あーちゃん先輩「でもそんなある日うちのドルジが鈴ちゃんの猫と遊んでたのをきっかけにお互い相手が同志だって知ったの。そこからはもう簡単よ」

恭介「なるほどな。…よし、出来た。お前の方は?」

あーちゃん先輩「うん!ちょうど写し終えたわ!本当にありがとう棗くん」

恭介「これくらい動作もない。さ、そろそろ寮に戻るんだな」

あーちゃん先輩「うーん、それはまだダメかなー」

恭介(ノートを教卓に置いて俺の方をじっと見る寮長)

恭介「どういうことだ…まだ何かあるのか?」

恭介(早くしてくれ。こっちはこれから見知らぬ相手と決闘があるかも知れ…)

あーちゃん先輩「ごほん!ええ、棗くん。あなたに果たし合いを申し込むわ!」

恭介「はあ?」

恭介(はあ?)


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