過去ログ - あーちゃん先輩「ねえ棗君、そろそろ私のこと名前で呼んでくれない?」恭介「えっ?」
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9:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 00:20:11.66 ID:Ms95KNbJ0
………………………

…………



キーンコーン

「起立!礼!」

教師「それじゃまた明日」

恭介(今日最後のチャイムが鳴った。それは、俺と、果たし状を送ってきた奴にとっては試合のゴングにも等しい音だった)

「でさぁーそこに出来た喫茶で早速知り合い見つけちゃって……」

「ふーん」

恭介(他愛のない話をしながらぞろぞろと自分の寮へ帰っていく生徒たち。この中に相手はいるのか?それとも誰もいなくなってから満を持して登場って演出か?とにかく今は待つのみだやがて時がそれを教えてくれる)



10分後

恭介「ふああ……」

恭介(そろそろ放課後といっても差支えの無い時間に入ったが、その前に一つ問題があった)

???「ふんふふーん…」

恭介「なあ、おい」

???「ふんふーんふーん…」

恭介「…聞いてるのか?」

???「えっ、私?」

恭介「お前以外に誰がいるっていうんだよっ」

あーちゃん先輩「あははは!ごみんごみん。ついノート整理に夢中になっちゃってたわ」

恭介(こいつは女寮長。なかなか掴みどころがなく、まさに鵺のような存在だ。…3年やってきたから分かるが、面白い物好きという点やその他諸々含めて俺とキャラが被っていて非常にやり辛いタイプの人間だ)

恭介「なんだ、その…ノート整理なんか明日でもやれるだろ?」

あーちゃん先輩「いい棗くん?今日やれることを明日に先延ばしにする事に関してはこれでもかってくらい名言で忠告されているのよ?ベンジャミン・フランクリンやリンカーンを知らない?」

恭介「それはそうなんだがな…というかそもそもお前はここのクラスじゃないだろ」

あーちゃん先輩「まあね。でも先生様が終わったらこのクラスの教卓にだせーって言ったんだしどのみち一緒じゃない?」

恭介(手紙の本人がまだここに姿を見せない原因は8割方こいつが原因だろう)

恭介「それが終わるのにどれほどかかる?」

あーちゃん先輩「うーん…あとこれだけ」

恭介(まだまだかかりそうだった。………やむを得ない)

恭介「ああ……その、なんだ…俺が手伝おうか?」

恭介(今はさっさと出て行ってもらわなくてはならない。俺は机から筆箱をとった)

あーちゃん先輩「ホント!?ラッキー!流石だね棗くん。愛してるよひゅーひゅー」

恭介(本当に調子が狂うな)


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