過去ログ - あーちゃん先輩「ねえ棗君、そろそろ私のこと名前で呼んでくれない?」恭介「えっ?」
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27:名無しNIPPER[saga]
2015/11/24(火) 05:20:43.99 ID:8amUjW8k0
理樹『二木さーん。もう赤くなってきたけどどうすればいいのー?』

佳奈多『あ、ああ…もうお皿に盛り付けておいて………ごほん…それで、その話は本当なんですか…』

恭介「ああ。名前を知らないのも付き合ったのも」

佳奈多『やれやれ、確かによく考えてみるとお似合いな気もしますね…お二人は』

恭介「だろ?まあ、そこはともかく今は名前が聞きたいんだ。早く言ってくれ!」

佳奈多『分かっていますよ。確かに私も久しく呼んでないけど、あーちゃん先輩の名前は…』

『ドーーンッ!!』

佳奈多『ひゃあ!?…は、葉留佳っ!!』

葉留佳『やははー!お姉ちゃん何の話してるのー?あっ、誰かと話してた?ごめんごめん』

恭介「三枝か…もはや懐かしい騒がしさだな」

葉留佳『おっ、その声は恭介さんじゃあーりませんか!』

恭介「おう、久しぶりだな。元気にしてるか」

葉留佳『ふっふっふっ…はるちんにその挨拶は野暮ですヨ?』

恭介「フッ…それもそうだったな。とりあえず二木と代わってくれないか?今はとても重要な話をしているんだ」

葉留佳『おっとそりゃ失礼しました!ほい、お姉ちゃん』

『ええ、ありがとう私の可愛い葉留佳』

恭介「おい。まだ三枝だろ」

葉留佳『やははのはー!バレちゃったですカ?』

恭介「頼む。代わってくれ」

恭介(こいつも引き際を覚えたらそれなりに人気が出そうなもんだがな)

佳奈多『コラもう!…すいません棗先輩』

恭介「いいってことよ」

佳奈多『えーとで、名前でしたよね』

恭介「ああ。言ってくれ」

佳奈多『はい。言いますよ?あーちゃん先輩のフルネームは…』

恭介「フルネームは…」

恭介(一文字も漏らさないよう耳に全神経を注いだ)

佳奈多『あま…』

ピーッ!ピーッ!ピーッ!

恭介「………はあ?」

『現在おかけになった電話番号は現在、電波の届かないところが電源が…』

恭介(絶望的なアナウンスが聞こえた)

恭介「バカな…」

プルルルルル

プルルルルル…

恭介(その後何度も電話をかけたが、遂にかかることはなかった。いったい何が起こったというのか)

恭介「……………」


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