過去ログ - 卯月「凛ちゃん、踏んでください!」
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6:名無しNIPPER[sage ]
2015/11/21(土) 10:12:44.02 ID:WTM93xCR0
凛にとって卯月は、アイドルの道を決めた理由の1つである。
さらに、無愛想を自覚する凛からすれば、キラキラした笑顔の卯月はまさに憧れの『アイドル』であった。
そんな卯月を、踏む。
7:名無しNIPPER
2015/11/21(土) 10:13:37.43 ID:WTM93xCR0
凛は通学用の靴を脱ぎ、恐る恐る卯月の背中に足を乗せる。
卯月が、びくっと一瞬体を震わせた。
制服姿という日常。
それを床で汚し、踏みつけるという非日常。
8:名無しNIPPER
2015/11/21(土) 10:15:10.73 ID:WTM93xCR0
以前、卯月の家に上がらせてもらったことがある。
立派な家と、優しく明るい母親。
きっと卯月は一人娘として両親に溺愛さてれ育ってきたのだろう。
あまり人の悪意とか、攻撃的な面とかに触れずに生きてきたのだろう。
巷じゃ、天然とか、天使とか言われるのも納得である。
9:名無しNIPPER
2015/11/21(土) 10:16:07.57 ID:WTM93xCR0
制服越しでも、卯月の背中の張りの感触がわかる。
卯月を踏んだと自覚した瞬間、血が一気に身体中を駆け巡り、心臓の鼓動が脳まで響く。
凛がほぼ無意識に、親指の付け根で卯月の背中をぐりぐりと押す。
卯月の桃色の唇から吐息が漏れた。
10:名無しNIPPER[sage ]
2015/11/21(土) 10:17:25.09 ID:WTM93xCR0
それと同時に、扉の開く音。
凛は急に現実に引き戻され、視野が広がっていった。
部屋に入ってきたのは、未央とプロデューサーだ。
11:名無しNIPPER
2015/11/21(土) 10:19:04.30 ID:WTM93xCR0
その隣のプロデューサーは対称的に、いつもの変わらぬ表情で首筋に手を当て、言葉を探しているようである。
「渋谷さん……その……どうしましたか」
「ファンの需要にも色々応えられた方がいいと思って」
12:名無しNIPPER
2015/11/21(土) 10:20:57.84 ID:WTM93xCR0
読んでいただきありがとうございました。
過去の作品
愛梨「好きだらけ?」
13:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 10:55:39.58 ID:LmOu+0/Mo
乙乙
14:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 11:19:20.19 ID:AEYeValCo
乙
オチの怒涛の展開でワロタ
15:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 11:23:11.55 ID:/MdikvfDO
なんとなく読めてた
16:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 11:47:41.27 ID:P/TpnBCLo
乙
踏まれた卯月の感想がない
続きをください
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