過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/28(土) 19:31:40.67 ID:+e7XSEml0
そこら一帯が光に包まれたのは、一瞬のことだった。
その突然の光に目がくらみ、少しの間状況を理解できていなかった。
しかし「それ」を見るなり――
姫「え…っ」
チェロ弾き「何だと…」
誰もが目を疑った。
魔王「ガハ…っ」
魔王は半身を失い、大量の血を流していた。
ドサッとそこに倒れる魔王。流石に、致命傷だったのだろう。慌てた様子の側近が側に降り立つが、もはや打つ手はないように見える。
あまりにも唐突な出来事に、姫は、何故そうなったのかと考える余地もなかった。
チェロ弾き「あれは――」
チェロ弾きにつられ、彼の向いている方角を見る。
そこには――
学者「いやぁ、危なかったねぇ」
へらへら笑いを浮かべる学者と、
王子「……」
姫「王子…っ!!」
側に、半年ぶりの再会となる王子がいた。
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