過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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21: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/22(日) 18:22:36.72 ID:CuY+fJ810
姫「ほらね〜。ボク音楽は好きじゃないけど、簡単な楽器なら扱えるもんね。あ、これ返すよ」

笛吹き「」アワアワ

姫「ん? どしたの?」

笛吹き「あのなああぁぁ!! か、か、かんせつ…」ブルブル

姫「へ? 」

笛吹きは顔を真っ赤にして小声で呟いていた。
姫はピーンと察する。

姫「ははーん? 間接キスって言いたいのかなー? 意外とウブなんだねー、笛吹き」

笛吹き「うるせーな!! あんた無防備かよ!!」

姫「ガードは固いよ? ま、笛吹き程純真ではないかもね〜」ケラケラ

笛吹き「あんた、良くも悪くも天然の能天気だな…。兄としては心配になるだろうな…」

姫「なんで」

笛吹き「ほら、その足のケガとか」

姫「あ、これ」

笛吹き「ウルフの襲撃の時に負ったんだろ。跡が残ったり…とか考えたら、やっぱ心痛いと思うぞ」

姫「そうかなぁ…」

けど昨日の笛吹きとの会話を思い出してみる。
もし王子が同じようなケガを負ったら自分は心を痛めるだろう。しかも、ケガするようなことをしょっちゅうしていたら、口うるさくなるのもわかる気がする。
兄が自分に対し、そんな気持ちを抱いているのだとしたら…。

姫「そっか…。そうだよね、兄上はボクを心配してくれているんだね」

笛吹き「嫁の貰い手もな。当たり前だろ」

姫「へへ…。でもボクの場合、昔からこうだから今更心配とかしないかなーって…」

笛吹き「そんなわけないだろ。むしろ、ずっと成長しないからこそ心配なんだろ」

姫「うー…」

悔しいけど反論できない。




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