過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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32: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/23(月) 18:14:13.06 ID:Lruyaxur0
城の中は外観よりも悲惨だった。
見知った顔の兵士達が倒れており、あちこち戦闘で破壊された跡がある。
城内は血の匂いが漂っており、姫はクラクラした。

姫「何てひどい…!!」

絶命したと思われる兵士達を見て、姫は怒りを覚えた。
彼ら一人一人が元気だった頃の姿が思い出される。それが余計に、胸を締め付けて。

姫「兄上と王子はどこに…」

と、その時。


――ガシャアァン


外で、ガラスの割れるような音がした。
姫は咄嗟に振り返り、中庭を見た。

姫「――っ!」

そして、目を疑った。


ガラスを突き破って中庭の地面に叩きつけられたのは――腹に穴をあけた、兄だったのだ。




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