過去ログ - 北条加蓮「藍子と」高森藍子「いつものカフェで」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:05:34.02 ID:5FrFsNLX0
――おしゃれなカフェ――

高森藍子「ずずー……」ココア

藍子「……うんっ♪ やっぱり、いつものカフェが落ち着きますねっ」

藍子「加蓮ちゃんも、そう思いません――」

北条加蓮「…………」

藍子「か……」

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2:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:05:58.78 ID:5FrFsNLX0
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第16話です。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:06:35.40 ID:5FrFsNLX0
藍子「……思ってないって顔、しちゃってますね」

加蓮「うーん……今、首を縦に振ろうか横に振ろうか笑い飛ばそうかの3択で悩んでたところ」

藍子「ふふっ、そうですよね。落ち着くカフェがあるって言っても、やっぱり知らないところに行くのはいつもわくわく――」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:07:05.10 ID:5FrFsNLX0
加蓮「どしたの藍子? そんなに目を細くしちゃって。目でも悪くなった?」

加蓮「そんなところ見せてたらまた噂を聞きつけた妖怪まあまあメガネどうぞが乗り込んでくるよ?」

加蓮「唇を尖らせるの、それはそれで可愛いけど藍子にはあんまり似合わないかも」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:07:34.95 ID:5FrFsNLX0
加蓮「あ、ごめん。今度はガチで悩んでた。首を縦に振るか横に振るか。3番目の選択肢なんて無かったよ」

加蓮「……なんか今日は来るなり悩んでばっかりだねー私」

藍子「何かあったんですか? その、考え事をしなきゃいけないこととか、調子がよくないとか……」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:08:04.92 ID:5FrFsNLX0
加蓮「……ああもうぐちゃぐちゃになってきた! ……今のナシ! 私にもよく分かんないもん!」

藍子「お、落ち着いてください。なしですね、なしっ。はいっぜんぶ忘れちゃいました!」

加蓮「ぅあー。ええっと……いいん、だよね? 言いたいこと言って、やりたいことやって」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:08:35.01 ID:5FrFsNLX0
加蓮「…………遠慮無く、言わせてもらうんだけどさ」

藍子「はい♪」

加蓮「その時に藍子っていなかったよね? どっちの時にも。居残りレッスンやってたってことはドリフェスの時のだろーし、LIVEの相談は……確かに事務所でやったけど、あの時は私とPさんしかいなかったし」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:09:04.98 ID:5FrFsNLX0
加蓮「…………何この……それこそ何言えばいいか分かんない感じ……」ウアー

藍子「あはは……ごめんなさい、ちょっとからかいたくなってしまって」

藍子「実はあの時、どっちも近くまで来ていたんです。といっても加蓮ちゃんを見かけたのはたまたまで」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:09:35.32 ID:5FrFsNLX0
藍子「つい、扉をちょこっとだけ開けて写真を撮っていたら、後からやってきた凛ちゃんに何してるのって聞かれたので」

藍子「……私、逃げちゃいました」アハハ

加蓮「声をかけられただけで逃げるようなことなら、最初っからさー……」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:10:05.21 ID:5FrFsNLX0
藍子「それに、加蓮ちゃんに好きって言うと、なんだか胸があったかくなるんです」

藍子「"好き"の気持ちを確認できたり、口に出して言ったらもっと好きになったり。あと、ちょっと照れくさくなっちゃう時もあるんですけれど、それもそれで楽しくて♪」

藍子「だから加蓮ちゃんも――」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:10:35.30 ID:5FrFsNLX0
加蓮「もー、羨ましいなぁ。どうして私はこんな――おっと」

加蓮「ここで『どうして私はこんな生き方してんだろ』とか言っちゃ駄目なんだよね」

藍子「半分くらい言っちゃってる気もします……」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:11:05.22 ID:5FrFsNLX0
藍子「えっと…………あ、あっはっはー……」

加蓮「………………は?」

藍子「あっはっはー、あっはっはー…………」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:11:35.20 ID:5FrFsNLX0
加蓮「……ふふっ。次は、上手く笑える演技レッスンをしなきゃね」

藍子「! はいっ! あ、じゃあ加蓮ちゃんも手伝ってください! 笑う演技のレッスン!」

加蓮「うーん、残念ながらそれは管轄外だよ。あ、今度は私が悪いとかじゃなくてさ」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:12:05.16 ID:5FrFsNLX0
藍子「……じゃなくてっ、加蓮ちゃんも一緒に来るんですっ」

加蓮「またそうやって私に気まずい思いをさせるつもりか!」

藍子「そんなこと言って、前にバーベキューをご一緒した時はぜんぜん気まずそうにしてなかったじゃないですか」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:12:35.14 ID:5FrFsNLX0
藍子「どうなんでしょうか……隠し事とか、そういうのもぜんぜんないのかも」

加蓮「悩み事、くらいはあるのかな」

藍子「うーん」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:13:05.27 ID:5FrFsNLX0
加蓮「そうそう。でもほら、隠さないとってさっきは言ったけど、ホントに悩んでたら藍子になら話すんじゃないの? 藍子か、それか凛とか卯月とかに」

藍子「だといいんですけれど……あれ? 茜ちゃんは?」

加蓮「……相談相手として適してるのかちょっと分からなくて。や、嫌なことは忘れられるけど……なんか有耶無耶にして終わりそうなイメージが……」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:13:35.15 ID:5FrFsNLX0
加蓮「ま、うちの事務所っていい子いい人ばっかりだからさ。未央だってその1人だし、ちょっと悩んだくらいならすぐ解決できちゃうでしょ」

加蓮「それこそ水面下のギスギスなんて想像しにくいくらい」

藍子「そうですねっ」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:14:05.26 ID:5FrFsNLX0
藍子「私は、加蓮ちゃんにはやりたいようにやってほしいって思います。その……周りがこうだからこうだー、ってあんまり考えてほしくなくて」

藍子「けれど……周りのみんなに合わせて良くなろうとするのは、すごくいいことだと思うんです」

藍子「だから、うんでもいいえでもなくて」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:14:35.66 ID:5FrFsNLX0
加蓮「うーん、ま、なんとかするんじゃない? ヒールポジションになるのが目的だからさ、立ち上がって私を負かした相手を見て、ああ、立派に成長してくれたんだな……って感動したりさ。それはそれで幸せなんじゃないかな」

藍子「そう、なのかな……」

加蓮「実際にやったことはないから分かんないけどね」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:15:35.21 ID:5FrFsNLX0
加蓮「ほら、ドラマとかであるじゃん。毎日キツイけどあの人がいるから幸せだ、ってヤツ」

加蓮「つまり私にもそういう人がいればいいんじゃない、かな…………」

藍子「ふむふむ……」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 19:16:05.44 ID:5FrFsNLX0
加蓮「やっぱアンタちょっと危険だって! なんかアブナイって! さっきのストーカー疑惑じゃないけどさぁ! こう……ちょっと恐いんだけど!?」

藍子「そんなことないですよ〜。迷惑はかけちゃうかもしれませんけれど、危害を加えるつもりなんてありませんからっ」

加蓮「…………」ヒクヒク
以下略



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