過去ログ - 晶葉「どうにも私は、恋をしているらしい」
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◆zefPw5mKfA
[saga]
2015/11/27(金) 00:25:46.29 ID:NjB6h2Aj0
「この天才少女の手にかかれば物言わぬ機械も生を得る……そう、口にしていたんだ」
「天才ロボ少女、池袋晶葉の爆誕ばい!」
真剣に話を聞いていた鈴帆が、待ってましたとばかりに腕を振る。
「思ってたよりいい話ねー」
「PEA溢れちゃったかー」
「貴重なお話でございますですねー」
他のアイドル達も、私の話を思い思いに聞き受けながら首を縦に振っていた。
「それで晶葉ちゃんは、お父さんみたいーから、恋人になりたいーって心境変わったわけでしょ?」
「う、うん」
「それを自覚したのが昨日なんだとして、そこに至るまでにどんなお話があったのかね?」
いつもは興味の移り気な志希が、珍しく身を乗り出す勢いで聞いてくる。
「こうなったら根掘り葉掘り教えて貰うゾ! 覚悟しろよ☆」
面白がる事にしたんだろう、手ぐすねを引くポージングまでする心に煽られ、そして私自身……
「これは宣誓だ。だから、皆にはいっそ聞いて貰おう。私と彼の、物語を!」
この時にはもうノリノリで、言われるままに彼との話を語り出していた。
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