過去ログ - 晶葉「どうにも私は、恋をしているらしい」
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22: ◆zefPw5mKfA[saga]
2015/11/27(金) 00:27:17.03 ID:NjB6h2Aj0

話し相手が出来た事が嬉しくて、私は殊更饒舌にロボットについて語った。
彼は専門的な知識を持ち合わせていないから、そんな彼にも分かり易くどう話そうかと工夫を凝らした。
その時の私は兎に角嬉しくて、彼に話を聞いて欲しくて、慣れない事を一生懸命にしたんだ。

でも、それが不思議と苦痛ではなかった。
彼は話しの節々で反応を返してくれたし、自分の分からない事を聞き返してくれた。
その度に私が説明を加えれば、それを嬉しそうに笑いながら聞いてくれた。
初めて一からロボットを作って、それを父に見せた時と同じ位、私は必死だった。
彼は父のように私の頭を撫ではしなかったが、隣に腰かけて真剣に話を聞いてくれた。

私は私の話をする内に彼についても聞いてみたくなって、何者なのかと問いかけたんだ。
そこで私は逆に問い返されたんだ。

アイドルになってみる気はないか、と。



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