11:名無しNIPPER[saga]
2015/11/28(土) 01:43:59.57 ID:vPNJbZvW0
運河に沿った道にはたくさんの人たちが集まっていた。
煉瓦作りの階段を降りればふわりと潮の匂いがして、すぐに消える。
辺りはロウソクとガス燈でオレンジ色に照らされて、雪がチカチカと瞬いていた。
「運河、見てみてください」
キレイです。ってアナスタシアさんが言うけど、柵が邪魔で見えづらくって。
私が必死で背伸びをしてると、不意につま先が地面から離れる。
「見えます、か?」
高くなった視界から見えたのは、運河を流れる満天の星空だった。
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