過去ログ - 綾瀬穂乃香「もし柚ちゃんのプロデューサーが加蓮ちゃんだったなら」
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318:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 16:56:13.71 ID:oyrpMvNz0
穂乃香「ユニットでも、私が一番の年上だから。私が、しっかりしなければ……」

加蓮「……あははっ」

穂乃香「私、昔から、友達と歩く時は一番後ろになるんです。なんとなく、それが私のベストポジションかな、って」
以下略



319:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 16:56:43.94 ID:oyrpMvNz0
<あっいた忍チャン! えっとねー、えっと……とりあえず加蓮サンのとこ! 穂乃香チャンもいるんだよ! 行こ行こ!

加蓮「さてっと。正直、リハーサルで気になったことがあるんだよね。ちゃんと明日までに直してもらわなくちゃ」

穂乃香「名プロデューサーの本領発揮、ですね」
以下略



320:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 16:57:13.64 ID:oyrpMvNz0
……。

…………。

……。
以下略



321:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 16:57:43.60 ID:oyrpMvNz0
――LIVE当日・LIVE会場――

『数字を並べて行くよりも♪ まずは一緒にやってみましょ♪』

良い意味で、柚+αのLIVEだった。
以下略



322:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 16:58:13.70 ID:oyrpMvNz0
『ほら大きな声を出して♪ 君の声を聞かせてよ♪』

客席の方では、LIVE慣れした人たちが野太いコールを合わせ、他の人達は揃って柚を注目していた。
目を見開いている人がいる。口をぽかんと開けている人がいる。心からの笑顔を浮かべている人がいる。
柚を初めて見た人も、テレビ越しにだけ見ていた人も、何度目かになる人も。
以下略



323:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 16:58:43.78 ID:oyrpMvNz0
『上手にできなくても大丈夫♪ それがあなたの想いだから♪』

サビが終わる。主役が「いえ〜い!」と大きく手を振る。向かって左側、ダンスを始めようとした忍さんが一瞬だけぎょっとした顔をしていた。例によってアドリブなのだろう。
穂乃香さんも少し驚いて、でもすぐに笑顔になった。忍さんを導くように一瞬だけ視線を動かす。お姉さん役と言っていた通りだ。
そして2人のダンスが始まる。柚は"ぴょんっ"と引っ込み、敢えて簡単な振り付けだけに留め残り2人を際立たせていた。
以下略



324:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 16:59:13.76 ID:oyrpMvNz0
『ほら私がいてあげる、例え落ち込んじゃった時でも♪』

即興まみれのダンスで客席をさらに沸かせた柚が、やや肩を上下させつつもマイクを掴む。
ノリとテンポと勢いが目立つ演目だが、このパートだけは別だ。最後の盛り上がりの前の、静まり返る場所。
柚はこの日の為に、この部分の練習を喉を殺す勢いで繰り返していた。
以下略



325:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 16:59:43.41 ID:oyrpMvNz0
『ほら私が聞いてあげる、どんな音より歌よりも♪』

カラフルな舞台にセピア色が混じった。在りし日の記憶が蘇った。そうしてこの景色が、一番昔の思い出と重なる。
小さい頃に病院のベッドの上で見た夢が、ここにあった。
いつか立ちたいと思った場所。
以下略



326:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 17:00:13.57 ID:oyrpMvNz0
「わ、わっわっわっ…………み、んなっありがと〜〜〜〜〜!!! いえ〜〜〜〜〜い!!!!」

無数の歓声、いくつもの色のライト、そしてやりきったという想い。
すべてに応えるように、柚が大きく手を振る。

以下略



327:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 17:00:43.57 ID:oyrpMvNz0
――"どくんっ"

「……………………え…………?」
「ん、どうした加蓮?」

以下略



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