過去ログ - グラン「祝って欲しいんだ……」ランスロット「……え?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 14:57:22.01 ID:HEAZ0Ih30
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12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 15:02:31.62 ID:HEAZ0Ih30
グラン「……そういえば、なんで鎖で繋がれてるんだ?ランスロット」
ランスロット「……イザベラだ。多分、杯に何か盛られたんだと思う」
グラン「……ああ、あのお婆ちゃんか。また悪巧みしてるのか、飽きないねあの老人」
以下略
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 15:43:46.67 ID:HEAZ0Ih30
ランスロット「頼む団長。どうやってここまで来たのかは、不思議でしょうがないが。今はともかく、この鎖を」
グラン「……惨めだ」
ランスロット「……え?」
以下略
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 15:50:56.68 ID:HEAZ0Ih30
グラン「ギリギリ、ギリギリなんだ。今、この場面が心が潰れるか重さで歪むかの、瀬戸際なんだ」
ランスロット「いずれにせよ、ダメージは負うんだな……」
グラン「ランスロットを助けて、自分の心を修復不能なまでにすり潰すか。一旦このままにして、お祝いの言葉で心の重さをとっぱらったあと、余裕を持って助けるか」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 16:06:25.34 ID:HEAZ0Ih30
グラン「それで話は変わるんだけどさ。ランスロット、誕生日のお祝いって言ったら、なんだと思う?」
ランスロット「……プレゼントや、ケーキ、だろうか」
グラン「ああ、そうだ。特にケーキだ。ケーキは素晴らしい。見た目も華やか、食べて幸せ、祝いの場に相応しいこれ以上ないパーフェクトな一品だ」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/02(水) 16:09:54.91 ID:EdCTktWbo
50ルピとか貧乏どころの話じゃねえwwww
17
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/02(水) 16:12:13.14 ID:gfcEiXp4o
グラン君、共闘に行こう!
18
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 16:20:04.45 ID:HEAZ0Ih30
グラン「あれれ、おかしいなって。それなりに蓄えはあったはずだぞって。よーく考えた」
グラン「そしたら、答えは案外、身近なところにあってさ」
ランスロット「何だったんだ……?」
以下略
19
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 16:30:30.65 ID:HEAZ0Ih30
グラン「そう、最終上限解放だ。一体いくらとんだのか、俺自身もう、わからないんだ……」
グラン「毎日こつこつ貯めてさ。毎週金色とか銀色のスライムも、たくさん倒してさ……」
グラン「……でも無くなるのは一瞬だ。全部尽きて、ようやく本人は、それを自覚するんだ」
以下略
20
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 17:07:10.06 ID:HEAZ0Ih30
グラン「でも、そんな俺でも、一つだけ手に入れたものがあってさ」
グラン「蝋燭だけは、なんとか一つだけ、買えたんだ」
グラン「本当はルピが足りなかったけど、お店の人に必死でお願いしてさ。その間、情けなさのあまり涙が出てさ」
以下略
21
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 17:17:16.57 ID:HEAZ0Ih30
グラン「しかもだ。見てくれよ、この蝋燭」
ランスロット「……でかい、な」
グラン「ああ、ケーキに載せたら、スポンジが潰れてしまう大きさだ。歳の数くださいって額を地面にこすりつけたらさ、特大のを一つ、くれたんだ」
以下略
22
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 17:33:50.92 ID:HEAZ0Ih30
グラン「……でも、これを載せるケーキは無いんだ。小さいケーキなら、もいっかい泣きながら頼んだら、くれたかもしれないけど」
グラン「この大きさの蝋燭じゃ、載せるんじゃなくて、蝋燭の下敷きになるって表現の方が、しっくりくる」
ランスロット「……そうだな。多分、ぺしゃんこに、なるだろうな」
以下略
23
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 17:56:53.16 ID:HEAZ0Ih30
グラン「この部屋、暗いだろ?灯りなんて一つもない。でも、だからこそ、蝋燭の灯りが一層眩く、尊く輝くと思うんだ」
グラン「……でも、地べたに置いていたら、尊さなんて感じっこない。ケーキの上だからこそ、蝋燭は明るく輝く」
グラン「……でもケーキも無いんだ。じゃあ、あとはランスロットに載せるしか、ないだろ……?」
以下略
24
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 19:00:12.32 ID:HEAZ0Ih30
グラン「頼むランスロット……。この蝋燭を頭に載せてくれ……。そして俺の誕生日を祝う言葉が、欲しいんだ……」
ランスロット「…………わかった」
グラン「……わかって、くれたのか?」
以下略
25
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 19:13:26.58 ID:HEAZ0Ih30
グラン「……今、折れた……俺の中で、決定的な何かが……折れた……」
グラン「……駄目だ……もう立てない……最初っから体育座りだったけど、もうここから復帰できない……」
ランスロット「………団長…」
以下略
26
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 20:32:26.63 ID:HEAZ0Ih30
ランスロット「……団長」
グラン「……なんだ?」
ランスロット「団長の苦労は、計り知れない。パーティーも、プレゼントも、ケーキも、明るい蝋燭も、何一つ無い」
以下略
27
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 20:34:24.42 ID:HEAZ0Ih30
ランスロット「本当に欲しがっていた、お祝いの言葉なら、渡すことが出来る」
ランスロット「こんな囚われの身の、みすぼらしい格好をした男の、何にもならない言葉だけど……」
ランスロット「こんなもので団長が救われるなら、俺は喜んで、心の底からの祝福を贈ろう」
以下略
28
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/12/02(水) 20:43:58.43 ID:HEAZ0Ih30
はい。続きはぜひとも、グランブルーファンタジーにてイベント『亡国の四騎士』を進め、
SRランスロットを手に入れてルリアノートから誕生日ボイスを見てください。
勢いだけで書いちゃったSSですが、言いたいことは一つ。
グラブルの誕生日設定は適当にしないようにね、ってことです。
以下略
29
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/02(水) 21:01:51.03 ID:g1PqSfm3o
グランくんはやく鎖といてやってよ
おもしろかったで乙
30
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/02(水) 21:43:28.24 ID:EdCTktWbo
薄暗い部屋、鎖で繋がれた半裸の男、そういうプレイ用のロウソクを持った少年
助けに来た面々……あるいは様子を見に来たイザベラに誤解を生むこと必至である
31
:
名無しNIPPER
[sagesaga]
2015/12/05(土) 17:43:47.44 ID:ZnVnM62AO
鎖につながれた半裸の男の隣にSM用ろうそく持った男が体育座りしてたら俺なら見て見ぬ振りする
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