過去ログ - 水本ゆかり「背中を押してください。それだけで十分です――」
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名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:55:01.95 ID:FYmHJbMQ0
「おじいちゃんと神戸の輪投げ大会に参加したこともあるんだよー。大阪から割と近いからね」
「なるほど。奥が深いのですね……」
「えへへー。でも、あんまりルールは気にしないで、地面に書いた枠の点数で決めよー♪
本当は棒の中に入れるんだけどね」
以下略
33
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:55:46.18 ID:FYmHJbMQ0
法子ちゃんが笑顔で頷いてくださると、荷物を傍の花壇近くに置いていた私を呼んでくださいました。
暖かな日差しと共に過ごす事。
友達の笑顔。
以下略
34
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:56:14.12 ID:FYmHJbMQ0
「点数は左のあの輪っかから一巡して1点ずつ増えていくからね」
少し離れた場所にいる法子ちゃんの指す先の輪には周りに小さな円が重なっており、先日頂いたドーナツを法子ちゃんが絶賛していたことを思い出しました。
「じゃあ、始めるよー。地区大会ダブルス優勝の実力を見せる時!」
以下略
35
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:56:41.78 ID:FYmHJbMQ0
――ふと、雲が差したのか、影が濃くなり法子さんの姿をまるで暗幕の様に隠してしまいました。
「……あら?」
思わず意表を突かれた私は――
以下略
36
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:57:26.59 ID:FYmHJbMQ0
映す先は、満面の笑顔が咲き誇る法子ちゃん。
携える原色の輪が、まるでサイリウムのようでもあり、ステージの舞台を彩っているようでもありました。
「うわぁ!すごい、すごーい!見てみてゆかりちゃん!」
以下略
37
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:57:57.75 ID:FYmHJbMQ0
人として、アイドルとして、自分の本心を。
あるのかないのかも分からなかった、忘れてしまった自分の思いを。
両親に教えられるままに頑張ってきた自分と、アイドルとして頑張っている自分。
行儀の良いお洋服でフルートを奏でる目標も、素敵な笑顔と衣装を身に付けたアイドルになりたいという夢――
以下略
38
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:58:34.61 ID:FYmHJbMQ0
――ぱっと。
視界が明るく広がりました。
以下略
39
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:59:04.90 ID:FYmHJbMQ0
――そうだ。
そうだ。
以下略
40
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 10:59:30.37 ID:FYmHJbMQ0
そうだ。
そうだ。
そうだ。
以下略
41
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/05(土) 11:00:14.71 ID:FYmHJbMQ0
プロデューサーに伝えたんだ。
自分は欲張りだから、行儀の良い恰好だけでは物足りないって。
お行儀の良さはフルートの身だしなみ。
以下略
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