過去ログ - 二宮飛鳥「死にいたる病あるいは乾燥させた葉を煮出し雌牛の分泌する液体を混ぜた物」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/12/07(月) 13:43:56.34 ID:n95sZXJf0
◆
アスカは愛を知らない女の子だった。
飛鳥「ボクらはやはり水と油だね。
こんなにも近くにいるのに、どこまでも違う生き物だと感じる」
光「かき混ぜれば良いんじゃないかな」
飛鳥「光はミルクを飲む。ボクは雌牛の分泌する液体を飲んでいる」
光「アタシはコーヒー牛乳を飲む。アスカは臭くて苦いだけの泥水を苦味を抑えながら飲む」
飛鳥「どうすればボクらは意見の一致が見られるのかな」
光「かき混ぜれば良いんじゃないかな」
飛鳥「白と黒が渦を巻いて重なり合う。出来上がるのは灰色には程遠い茶色。
模倣はどこまでいっても模倣に過ぎない。生まれついての本性が違う。
冷凍すれば水と油は凝固点に従い、やがては分離してしまう」
光「かき混ぜれば良いんじゃないかな」
飛鳥「関係は冷える。疎遠になる。絶対はない。
それでもなおかき混ぜろと」
光「友情は成長の遅い植物だからな。
友情という名の花を咲かすまでは、手をかけなきゃいけないってキン肉マンが言ってた」
飛鳥「それを口にしたのはジョージ・ワシントンだよ」
光「そうなのか。アスカは賢いなあ」
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