過去ログ - 新田美波「オトナ、一歩手前の距離で」
1- 20
24:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:47:30.93 ID:6NsC879C0
P「たぶんな。答えなんてないんだよ。そもそもお前の言う、これからどうすればいいかって質問の答えは、俺には出してやれない」

P「薄情かもしれないけど、きっと誰だってそうさ。俺だって…事務所のみんなだってそう」

P「前なんて見えない、どっちが前かもわかんない、暗がりをさ。先陣切って、一生懸命一心不乱に走っていく」
以下略



25:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:47:59.83 ID:6NsC879C0
P「……ぼろぼろでいいんだ。みっともなくたって構やしない。」

P「甘えたくなったら甘えていいんだ。受け止める。……本当に、正面に立って、一番前を走るやつってさ」

P「そうやって、誰より悩んで、誰より泣いて、涙を拭ってくれる相手もいない中で」
以下略



26:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:48:56.47 ID:6NsC879C0
P「お前は立派だよ美波。立派過ぎて危ういくらいにな。…たまには頼ってくれ。俺にも手伝わせてくれよ」

P「役になんて立たないかもしれない、周りから見たらお前に比べてちっぽけなやつかもしれないけど…」

P「俺にだってさ。お前の涙くらい拭わせてくれよ…。…な?」
以下略



27:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:49:56.10 ID:6NsC879C0
P(泣きじゃくる美波を抱きとめ、その震える肩ごしに見た背中は…)

P(いつもの、女神を思わせるような…神々しく、大きなものではなく、等身大の、本当に小さな1人の女の子のもので…)

P「いいんだ。泣いていい。涙なら俺が拭ってやる。俺なんかじゃ情けなくて、役者不足かもしれないけど…」
以下略



28:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:50:34.54 ID:6NsC879C0
ーーーーーー

ーーー


29:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:51:12.93 ID:6NsC879C0
美波「……何ていうか…その…」くすん…

P「……泣いたなあ…ははっ……」

美波「も、もう、なんでプロデューサーさんまで泣いちゃうんですかっ…あ、見ないでください、顔、お化粧とかぐちゃぐちゃです、きっと…」
以下略



30:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:51:43.55 ID:6NsC879C0
美波「あの…プロデューサーさん」

P「ん…なんだ、美波」

美波「その…さっき言ってた事なんですけど…私…」
以下略



31:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:52:16.00 ID:6NsC879C0
P「え?」

美波「つい、泣いてしまいましたけど…話してみると、すごくちっぽけで…何ていうか、吹っ切れた感じ…」

美波「って、さっきも言いましたね。今日は私、酔ってるのかな…」
以下略



32:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:52:53.98 ID:6NsC879C0
P「そ、そうか、そりゃ良かった…うん、そうだよな、俺もまだ実は酒が残ってるんだ、そうに違いない」

P「だから、その、さっきの話な、もしアレだったら忘れてくれても……」



33:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:53:46.40 ID:6NsC879C0


ーーちゅっ。




34:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 16:54:15.17 ID:6NsC879C0
P「………え……?」


一瞬だった。頬に、何かあたたかな…それでいて、穏やかな、何かが触れた。

以下略



44Res/16.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice