過去ログ - 葉山「それでも俺は……本物の好感度が欲しい」【コンマ】
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619: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:34:04.56 ID:A5XnR4dfo
相模「とにかく！ うちも一緒に聞くから！ 同じ奉仕部なんだよ、うちも！」

八幡（段々可哀想になってきたな……）

雪乃（何故か可哀想にも思えないわね）
以下略


620: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:34:32.64 ID:A5XnR4dfo
八幡「今度の文化祭を大成功させて欲しい」

葉山「……？」

相模「それ、どういう事？」
以下略


621: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:36:03.87 ID:A5XnR4dfo
相模「ていうかさあ、比企谷君って文化祭嫌いって感じじゃなかった？ 面倒だったり、あまり目立ちたくないんでしょ？」

葉山「そう。俺もそれが気になった。教室でのお返しという訳じゃないが、君もそういう『自分に得にならない事』には一切興味がないように見えるんだけどね」

八幡「……気が変わったんだよ。悪いか」
以下略


622: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:36:46.57 ID:A5XnR4dfo
八幡「理由はとりあえず置いといてくれ。それより、依頼を受けてもらえるかどうかを先に聞かせてくれないか。受けてもらえないのなら、言う必要はないからな」

葉山「それももっともか。……仕方ない。雪ノ下さんと相模さんはどう思う？」

相模「うちは受けてもいいと思うけど。元から成功させるつもりだし。依頼受けても受けなくてもそこは変わらないから」
以下略


623: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:37:40.51 ID:A5XnR4dfo
雪乃「この依頼を受ける気はないわ」

相模「何で？ 雪ノ下さんも文化祭実行委員になったんでしょ？ 奉仕部三人が揃って実行委員なんだし、受けてもいいと思うんだけど？」

雪乃「そういう問題ではないのよ、単細胞ガミさん。貴方は口を開く前にもう少し考えてから物を言った方がいいわ」
以下略


624: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:39:17.50 ID:A5XnR4dfo
雪乃「まず、比企谷君の依頼の内容を貴方は単純に考え過ぎね。まさかとは思うけど、皆で頑張ろう、程度に思っている訳ではないわよね？」

相模「え……？ でも、文化祭を大成功させようってそういう話じゃないの？ それ以外にうちら、やれる事ないし」

葉山「そう。それ以外にやれる事がない。だから、雪ノ下さんは受ける気はないと言いたいんだと思うよ」
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625: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:41:16.91 ID:A5XnR4dfo
雪乃「こんな当たり前の事を今更言わなければならないなんて。呆れて物も言えないわ」

相模「……！！」

雪乃「どうやら私はまだ相模さんの事を過大評価していたようね。私とした事が……凡ミスだわ。以後、貴方のレベルを更に落として見るから安心してちょうだい」
以下略


626: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:42:38.94 ID:A5XnR4dfo
葉山「とにかく、悪いがそういう事だよ、比企谷。この依頼は受けない」

雪乃「無責任に引き受けるつもりはないの。文化祭を大成功させる、という依頼に対して私達が取れる手段は少なすぎるわ。学校全体の行事なのだから、個人の力でどうにか出来るようなものとは言いにくいし」

葉山「つまり、依頼を遂行出来る可能性が低い、と判断せざるを得ないんだ。申し訳ないけど、断らせてもらうよ」
以下略


627: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:44:55.82 ID:A5XnR4dfo
八幡（だが……）

八幡（いや、だからこそか。俺はこの依頼を奉仕部に引き受けてもらうつもりだ。その為に手段を選ばずにな）


以下略


628: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/02/08(月) 12:45:29.42 ID:A5XnR4dfo
八幡「確かに、普通ならこの依頼は無理だと俺も思う。だけど、お前なら出来るんじゃないのか、雪ノ下？」

雪乃「……何が言いたいのかしらね？」

八幡「平塚先生から少し聞いてな。お前の姉の雪ノ下陽乃さんの事についてだ」
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