過去ログ - 軍人たちの艦隊コレクション
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470: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/17(日) 23:33:20.66 ID:9cSMv6Rc0

  「今、貴様が見たのがここの現状だ」

  「もう私から聞き出せるような情報は無いはずだ」

  「帰って報告するなり好きにしろ」

  「防衛隊の決定について、私がどうこう言える筋合いなど無いからな」

 
 溜まっていたものを全部吐き出して何時もの調子が戻って来たらしい

 厄介事を押し付ける新海軍の士官としては満点の返事で、こちらの出撃を容認した


  「はっ、承知しました!」

  「必ずや敵を撃滅し、行方不明の味方を救出して見せます」


 それに応えるように大げさに敬礼すると、味方の救出に加えて敵の撃沈まで宣言してやる

 たが、当の大尉は特に大きな反応もせずにずれた帽子を被り直す

 そして、澄ました方の艦娘に目くばせすると、机上の資料を1枚こちらへ寄こす


  「無線標識の発信記録だ」

  「時刻と発信地点が乗っている」  


 資料についてそうとだけ説明し、後は勝手にと言わんばかりにそっぽを向く

 そんな大尉へもう一度敬礼をすると、すぐに踵を返してその場を後にする

 もうこれ以上ここへ居る理由は無い


 (基地に戻って、一刻も早く出撃だ)


 はやる気持ちを抑えつつ足早に部屋を後にした



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