501: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/09(月) 23:01:56.35 ID:AzHtbRrs0
「いえ、目立った行動は見られません」
レーダーサイトに目を落とした大久保は何も変わっていないことを告げるが、
「少尉、甲板からの報告です」
通信手の小林が横から入電の報を知らせてくる
甲板から連絡ということは何かしらの動きがあったに違いない
直ぐに小林の方を向き、先を続けるように促した
「対象からの明かりが消えたそうです」
「こちらの消灯に反応して合図を止めた、と推測されています」
その報を聞いて、もう一度大久保に敵の進路を確認させる
だが、敵は相変わらず直進を続けており、速度も緩めてはいない
どうやら、向こうは完全に彼女との位置を把握しており、何があっても進路変更をするつもりは無いらしい
「このまま直進するとして」
「会敵までどれくらいだ?」
今度は自分たちが敵の想定航路に到達するまで時間を尋ねる
敵がこちらの読み通りに動くならば、この予測はそれなりの精度を持っているはずだ
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