521: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/22(日) 22:35:32.22 ID:a8UQq4dj0
「前方甲板より入電!」
「砲撃によって副砲の一部が破損、負傷者も出ています」
それに続いて、小林の声が甲板から発せられた情報を知らせる
初めて敵の直撃を受けたが、損傷は軽微だ
副砲の破損程度なら応急処置でまだ戦えるはず
そう判断し、折り返して指示を出す
「後部甲板の人員を前方へ移動」
「彼らに副砲の復旧に当たらせろ」
「ケガ人の搬送は……」
そこまで言いかけたとき、再び船体に大きな衝撃が走る
「左舷すぐ横に砲撃が着弾」
「本艦への損害は不明です!」
如何にか直撃は免れたらしいが、確実に敵の攻撃は激しさを増してきている
何とか今の有利な状況のうちにケリを付けなければならない
このまま長期戦となれば火力と速度を兼ね備えた敵に勝つ術は無くなる
仮にうまく立ち回ったとしても、じわじわと戦力をそぎ落とされて最後には海の藻屑となるのが関の山だ
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