538: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/29(日) 23:36:19.57 ID:3rTWVY4V0
「……日下部」
通信機の向こうの男に最後の確認をする
電話口の青年は『分かってます』と静かに答え、その覚悟が決まっていることを伝える
「3番ミサイル、敵に接近!」
再び大久保の報告で、意識を目の前の移す
先ほど放ったミサイルの1基が、今まさに敵を捕捉して撃沈させようとしている
だが、敵もそんなことは分かっている
すぐさま体を反転、砲門の照準を目の前に迫る飛翔体へと向け、
「敵、主砲より砲撃!」
「ミサイル、迎撃されました」
迫りくる脅威を排除した
『少尉ッ!』
ミサイルを誘導する森が叫ぶ
敵は既に2基目の迎撃態勢に入っている
このままではなす術もなく撃墜され、ミサイルを無駄撃ちしただけになってしまう
しかし、それはが自分が目論んでいた勝利への布石
敵がミサイルの迎撃に注意を向けている、今こそが確実に不意打ちを撃ち込める好機
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