568: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/07/18(月) 20:51:08.45 ID:+WK9hsMD0
数秒の沈黙が流れる
座っている者、立っている者……皆が自分が発した言葉の意味を探るように押し黙っていた
その表情からは肯定か否定かは読み取れない
誰一人として反応がない状況に、このまま推し進めてよいかを見失う
(無理、だったか……)
そんな思いに駆られそうになったとき
「両弦機関停止」
「救命艇が発艦できる速度まで減速します」
操舵手の言葉が沈黙を破った
同時に急制動がかかり、船は減速に転じた
急激な加速度の変化によって生まれた慣性力が体を前方へと引き寄せる
とっさに近くの手すりを握って、何とか前向きに力へ抗う
「発艦処置を行っている救命艇に警告を出します」
「個別無線が封鎖されているので、全艦放送にて勧告を行います」
続いて、小林が全艦放送の次第を伝える
そんな彼らの行動に感化されたのだろうか、他の船員たちも続々に作業へと戻っていく
気付けば、静まり返っていた艦橋へ活気が戻ってきていた
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