過去ログ - 少年「アメジストの世界、鯨と踊る」
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13:名無しNIPPER[saga]
2015/12/16(水) 12:39:08.94 ID:vT2hs2aM0
少年「……あ」
少年(昨日の事、覚えてる……)
少年「……ははっ」
祖母「あら、おはよう」
少年「おはよう」ニコ
祖母「今日は良い天気だねえ、何処かへ行くの?」
少年「図書館に行ってくる。お昼は……今日は店主さんの所へ行こうかな」
祖母「はいはい。お金はあるかい?」
少年「うん、大丈夫だよ」
少年「行ってきます」
―島の図書館―
少年(前より綺麗になってる気がする)
少年「……んっ!?」
眼鏡「ああ、少年か! 来たとは聞いていたが……久しぶりだな」
女「あら、背が伸びましたね」
少年「お久しぶりです、眼鏡さん……女さん」
眼鏡「はは、何だそれは。そんなに他人行儀にならなくても良いぞ?」
少年「えー、と、それじゃあ……眼鏡に聞きたい事があるんだけど」
眼鏡「?」
少年「その……二人はどういう、ご関係でいらっしゃるんでしょうか……?」ボソボソ
眼鏡「……フッ」クイッ
女「?」
眼鏡「あれから挫けず、何度もアタックした結果……!!」
眼鏡「ついに、ついに……」
少年「あ、探したい本があるんで失礼しますね」
女「はい」ニコ
眼鏡「……おい! 最後まで聞け!!」
少年(鯨に関しての本は……これだな、いや、今読みたいのは)
少年(……ふむふむ、大丈夫だな。何度もイメージトレーニングしたし)
少年「?」
姪「……」
少年(窓を見てぼんやりしているあの子は……あれが店主さんの所の子?)
姪「……!」
少年(あっ)
少年(目が合っちゃった、とりあえず挨拶するか)
少年「えーと、店主さんの所の子だよね。僕は少年って言うんだ。よろしくね」
姪「……そう、よろしく」
少年「此処、良い所だよね」
姪「……そう? 退屈でつまんない」
少年「確かにゲームとかは無いけど……自然が豊かだよ」
姪「私が住んでる所も、結構豊かだし……」
少年「ああ……なるほど」
姪「図書館の本も気に入ったの無いし……もう行くね」
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