過去ログ - 少年「アメジストの世界、鯨と踊る」
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14:名無しNIPPER[saga]
2015/12/17(木) 00:01:34.97 ID:Fm3C/XlD0
ー海の家ー

少年「ふう、寒い寒い……あ」

姪「……」

少年(そういえば、此処の子だったな。気まずい……)

店主「やあ、何にする?」

少年「えーっと、今日のおすすめで」

店主「はいよ、少し待ってね」ジューッ カンカン

姪「……」コトコト

少年「あれ、料理出来るの?」

姪「ちょっとだけ。手伝いくらいなら」

店主「ははは、もう話すようになったのか」ジュアアァアァッ

姪「……さっき、図書館で会ったから」

店主「そうか。見ての通り、無愛想な子だからね。仲良くしてやってね」

姪「……別に、私は」

少年「あはは……」

店主「はい、お待ちどうさま。野菜炒めにアサリの出汁の餡をかけた丼だよ」コト

少年「いただきます」パンッ

少年「……うまいっ!」

少年(具はレタス・もやし・豚肉。火を通し過ぎず、しゃっきりとした歯ごたえだ)

少年(それにアサリの出汁が絡んで……口に入れると香りが一気にぷーんと広がる! これはうまい!)ガツガツ

姪「……」

店主「嬉しいかい? あんなに美味しそうに食べてくれて」コソ

姪「……別に、嬉しくなんか」

店主「その割には、楽しそうじゃないか」

姪「……部屋、戻る」

店主「おっと、からかいすぎたかな?」

少年「?」

店主「ああ、気にしないで。不器用な子なんだよ」

少年「はぁ……ごちそう様でした。美味しかったです!」

店主「はいよ、二百円だね」

少年「安い……」チャリン

少年「ご馳走様でした。また来ます」

店主「ああ、またね」


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