過去ログ - 鷹城恭二「ロケ弁の中に……肉じゃが?」
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9: ◆Vq2Qo.DUCLbr[sage]
2015/12/15(火) 00:08:47.58 ID:0q5iMFVDo

時間帯から、客の少ないカフェで、全員ようやく事態を呑み込めていた。

五十嵐響子「ごめんなさい……気付かない間に迷惑かけちゃってたんですね」

丁寧に、優しく、みのりが現状を説明したおかげで、事態を把握した響子は項垂れていた。

恭二「いや……驚いたけど、心配してくれてたんなら、そんな落ち込むことでもない、ですよ」

若干適当に言い終え、恭二は横の席を見る。 気になるのは、ここに居合わせるみのり以外のもう一人の大人、プロデューサーの判断だ。

315P「ん? まぁいいんじゃないか騒ぎにしなくても。実害が出たわけじゃなし、本人も反省しているようだし。
   本音を言えば、彼女の所属するプロダクションと事を構えたくないし」

みのり「今度から気をつけてね。 恭二もアイドル。 キミもアイドル。 お互いの立場やイメージを崩しかねない行動は誰も笑顔になれないよ?」

響子「そうですね、私……自覚が足りませんでした」

みのり「ああ、なんて素直ないい子だろうね、ほら、恭二も見習うといいよ! 家事だってちゃんとできるように!」

恭二「ぼちぼち、自分のペースでやりますから」

それを聞いて、響子はまた何か言いたげにしたが、我慢した様子だった。

お会計を済ませて、帰り道は一緒なため、Beitの二人と315P、響子は連れ添い歩く。

みのり「それにしても、ストーカーじゃなくてよかったね。 問題にならなくて一安心だよ、ピエールにも連絡入れておこう」

恭二「SP付きのピエールに相談してると、大事になったかもしれないですからね」

みのり「うん。 だけど恭二、響子ちゃんの言うことは間違ってないからね、恭二の食事は〜……」

会話を聞きながら、二人の様子……思いやりを示すみのりに、生返事の恭二を横目でそっと見て、響子は考えた。

響子「(この様子だと、コンビニ弁当続けそう……そうだ、アイドルとして作らなければいいんです)」

心の中で、両手握り拳をぎゅっと作る響子。それはとてもいい考えのように思えた。響子にとっては。



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