53:雨雪東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ[sage saga]
2016/04/24(日) 11:45:46.35 ID:v3SJFo7Q0
〜〜
P「・・・よう」バタン
卯月「プロデューサー!?」
P「・・・俺は自分の能力を鼻にかけてるところがあった」
卯月「・・・はい?」
P「いきなり家に押しかけて自分語りなんて頭おかしいと思うが、聞いてくれ」
卯月「・・・」
P「俺は昔から何でもできた。勉強も運動も難なくな。つまらなかった。何も手応えを感じられなかった」
P「だからこそこの業界に入った。自分ではなく他人を活かすにはどうしたらいいか。人によって全然違うからすげえ難しい。思い通りに動いてくれないし、俺が言っても理解してくれないことも多々ある。それでも、楽しかった」
P「アイドルと四苦八苦しながらうれていくのがわかるのはめちゃめちゃうれしかったし、達成感もあった。でも俺は、おまえに関してはやらなかった」
P「お前自身というものを、俺が今まで培ってきたノウハウを駆使して、理想のアイドルを作り上げたらきっとすごいことになると思った」
P「確かに売れた。でも俺はつまらなくなっていった。かつて感じたつまらなさ。あまりに上手くいきすぎている。つまり、俺がアイドルをやったのと同義っつうことだ」
卯月「それは・・・酷いですね」グッ
P「ああ。でもお前もうすうす気づいていたんじゃないのか? だからお前はアイドルを休止した」
卯月「・・・」
P「・・・俺が悪かったよ。お前のことを見ずに、自分のことだけを考えた結果が、お前の夢を結果的に頓挫させてしまった」
P「だから、これが最後のプロデュースだ」
卯月「!?」
P「卯月、プロデューサーやってみないか?」
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