過去ログ - 海未「新しく入部してきた一年生たちがヤバすぎるのですが……」
1- 20
10:名無しNIPPER[saga]
2015/12/20(日) 00:51:27.04 ID:amU1ceNcO

凛「もらったっ!」


凛が振り抜いた右足は真姫の背中を捉えた。


否。

その逆だった。


真姫「だから馬鹿だって言ったのよ」


凛の右足は真姫の手に捕らえられていた。

何が起こったのかわからないといった表情の凛。

一体何故? 完全に真姫は凛を見失っていた筈。

あの状態から瞬時に対応できるわけがない。


凛「なん、で…」

真姫「一回見たから。最初に貴女のスピードを。あれだけで充分」

凛「どういう、こと…」

真姫「ケンカっていうのはね、頭を使うのよ。相手がどう動くのか予測してそれにその都度最善の手を合わせるだけ」

凛「……っ」

真姫「貴女の身体能力の高さには驚いたけれど。でも、それだけ。それにね、直情的だって言ったでしょ?」


馬鹿の考えていることは手に取るようにわかる。
そう言って真姫は、片足を掴まれ無防備な凛の腹部を蹴り上げた。


凛「げほっ、げほっ…!!」


凛の苦しむ顔に恍惚とした笑みを浮かべながら真姫は何度も蹴りを放つ。


凛「うぐぁっ、あっ、ああぁっ…!!」


そして真姫が再度足を振り翳した瞬間、突如として凛は両手を床に当て身体を跳ね上げた。

右足の拘束が解かれるままにもう一度両手で床を弾き、今度は空中を舞った。

舞った身体を捩らせ壁を蹴り、頭上から真姫に迫る。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
132Res/115.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice