42: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:27:40.87 ID:XgxBb1XIo
投下を開始
43: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:28:18.75 ID:XgxBb1XIo
>>21より
夕食を取った後は、しばし寝室で読み物に耽る事にした。
書庫で見つけた小説だが、執筆者が淫魔と言う事もあり、そうした場面が多い。
44: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:29:01.10 ID:XgxBb1XIo
扉から顔を出して左右を見ても、無人の廊下。
背の低いサキュバスBあたりがいるかと思って見下ろしても、やはりいない。
悪戯と言うには――――いくらなんでも、悪意がある。
偉ぶるつもりは無いとしても、仮にも王の寝室、まだ深夜では無いが眠っていてもおかしくないような時刻だ。
溜め息をついて扉を閉め、寝台へ向き直ると、おそらくはノックの主が白のバスローブ姿で腰掛けていた。
45: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:29:32.38 ID:XgxBb1XIo
サキュバスA「い、たっ……! 陛、下……むぐっ!?」
シーツの上とは言え、強く打てば呼吸はつまっただろう。
後頭部をそのままの勢いで倒せば、痛みも走っただろう。
46: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:30:21.75 ID:XgxBb1XIo
焦って息を吸い込み、その拍子に唾液が気管に入り込み、それがまた咳を引き起こす。
自由を取り戻してなおも溺れて喘ぐような彼女に、暇は与えない。
バスローブを剥がすようにはだけさせると、その下は裸身だった。
蒼い肌には石鹸と濃厚な花の香りをまとい、入浴を済ませてきたばかりだというのが伺えた。
47: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:31:26.09 ID:XgxBb1XIo
口で拒絶を示していても、それは違う。
彼女が股を閉じないよう、股間を擦るようにねじ込んでいた脚には、ズボンを湿らせるような蜜の滴りを感じた。
彼女は、サキュバスAは……嫌がってなど、いない。
48: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:32:45.79 ID:XgxBb1XIo
サキュバスA「っ――――! くひっ……あぁぁぁーーーー!!」
加減をして……弱めに弱めた雷の針が、淫魔の肢体を突き抜ける。
鼠でさえ殺せないほどの流量に調節した雷は、それ故に乳房を、彼女の肉体を、果てしのない絶頂へ導いた。
49: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:34:05.71 ID:XgxBb1XIo
サキュバスA「あっあぁぁぁぁ! い、っ……き……!」
無数の淫肉の粒が痺れてうねるような感覚が陰茎を覆い尽くす。
彼女と同じようにこちらもまた達してしまいそうになるが、寸前で耐える。
50: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:35:24.51 ID:XgxBb1XIo
眼を覚ました時は、窓の外の空は白み始めていた。
毛布も被らずに眠ってしまっていたが、暖炉を消し忘れていた事がむしろ幸いだった。
すでに油の尽きたランプは消えてしまっている。
51: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:37:09.41 ID:XgxBb1XIo
サキュバスA「……陛下が悪いんですのよ? 堕女神様ばかり贔屓になさるから。差分でも回収していたんですの?」
勇者「…………わざとだったんだな」
52: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/21(月) 01:39:10.73 ID:XgxBb1XIo
A編終了です
全部終わってから詳しく書くけれども、スレを立てる形式で投下するのは今回で最後にします
それではまた明日
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