過去ログ - 八幡「俺ガイルのキャラをシャッフルする」
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547: ◆rGsyzf.Kp2[saga]
2016/02/07(日) 22:59:17.93 ID:CADdj3CT0
八幡(思えば)

八幡(俺を見てくれる存在なんて……沙希を除けばこれまで一人だっていなかった)

八幡(……あの人だって、結局俺のことなんざ見ちゃいなかったんだからな)

八幡(だからこそ、だろう)

八幡(いつしか、自分が世界の外にいる気分になっていた)


八幡(俺の世界には、俺しかいない)

八幡(そんな奇妙な錯覚に陥っていた)

八幡(俺の行動で誰かが心を動かすなど、考えもしなかったのだ)




留美「……ねぇ、戸塚、葉山、八幡」

戸塚「な、なに……?」

留美「仕事……手伝うから」

葉山「え………?」

留美「私も、みんなを手伝う。厳しいんでしょ?」

戸塚「そ、そんな!鶴見さんは奉仕部員でもないのに……」

留美「厳しいんでしょ?」

戸塚「う………」

留美「じゃあ、決まり。いいよね、八幡」


留美「……しっかりと、見張ってあげるから」


八幡(………だが、今はどうだ)

八幡(俺を見てくれる人がいる)

八幡(俺のために泣いてくれる人がいる)

八幡(それなのに……まだ俺は俺だけの世界にいる気でいるのか)



八幡「……あぁ、よろしく頼むよ、"留美"」


留美「……………!?」

戸塚「は、八幡……!?」


八幡「どうした、"彩加"」

戸塚「っ!!〜〜〜〜〜///」


葉山「八幡………!」

八幡「勘違いするなよ"隼人"。みんな俺のことを下で呼ぶのに、俺だけ未だに名字呼びなのはおかしいと思っただけだ……」


八幡(これは、第一歩)

八幡(俺の世界をこじ開けるための、な)

八幡(こちとら十数年ぼっち生活してんだ、それは容易じゃないだろうが……)

八幡(それでも少しずつ、始めていこう)

八幡(その先に、本当の"本物"が待っている)


第十章
そうして、彼の世界はまた一つ色づいていく





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