過去ログ - なぎさ「メリークリスマスなのです」
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4:名無しNIPPER
2015/12/24(木) 22:33:43.54 ID:M1+oXvlLo
魔獣の攻撃を受けながら私は希望の光に向かった。
もう少し……あと……
「ぐあっ!」
全力で投げられた鉄球を背中に受け、はずみで瘴気の塊から転がり出ることができた。
しかしこの一撃でソウルジェムはもはやどうしようもないほど濁りきってしまう。
「結局死ぬんじゃん私……私達魔法少女が死んだら円環の理に導かれるんだっけ、誰かが言ってたな……」
ぱぁあっ
「増見亜紗子さん、ですね」
「と、ととと……」
「?」
「トナカイー!?」
円環の理の伝説。信じていないわけじゃなかった。
だけど、その正体がトナカイだなんて。
さすがにこれは誰に話しても信じないだろうなあ。話す相手ももういないけどさ。
「あ、これは着ぐるみなのです」
「はぁ」
「円環の女神をしてるまどかです、よろしくね」
サンタさんに挨拶されたのは小2以来のことだ。もちろんパパのことだけど。
「円環の理の人って面白いのね」
「今日は特別なのです」
「なぎさちゃん、こんなことしかできなくてごめんね」
「そ、そんなことないのです。最高のプレゼントなのです!」
「ティヒヒ、てれちゃうよ。それじゃ帰ろっか」
「お待たせさやかちゃん」
「あー待った待った。楽しそうでよかったねー」
「ソリ姿のさやかもお似合いなのです」
「嬉しくないよ!」
=== HAPPY END ===
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