過去ログ - 親友「あとは、任せたよ。」
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22:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 20:59:56.10 ID:iLRizJ7Q0
俺の足は突然止められた。
走ってきた道が閉ざされたのだ。
先に道は見えるが、今の俺にその道を通ることは出来ない。
少しカッコつけてみたが、ただ単に踏切の前で電車の通過を手を膝について待っているだけだ。


23:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:01:55.97 ID:iLRizJ7Q0

「カンカンカン…」

甲高い音でゆっくりと道が遮断されていく。
止まらなかったら通り抜けれたな。
以下略



24:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:02:33.91 ID:iLRizJ7Q0
どうせこの後、ふと目が覚めるんだ。
そんな夢は何度も見てきた。
今回は夢と現実の間がどこからか分かりにくかっただけ。
よくよく考えると、俺の家のインターホンが鳴った時点でおかしかった。
昔のことを思い出しながら寝たんだろう。
以下略



25:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:04:06.61 ID:iLRizJ7Q0
起きたら久しぶりに外に出てサロンパスを買いにいこう。なに張りが一番有名なのだろうか。

?「あのー、危ないですよー?」


以下略



26:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:05:19.30 ID:iLRizJ7Q0
全部電車の音にかきけされた。
俺は自然に目を閉じた。
次にこの目を開いたとき、現実に戻っているだろう。

?「よし、走れ。」
以下略



27:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:06:22.85 ID:iLRizJ7Q0
目を閉じていても耳で、肌で、空気の動きでわかる。
夢の覚める音がする。
(サロンパスを買いに行くために)明日から本気をだすとしよう。
俺の体は強い力に引っ張られた。
思っていたのとは違う方へと。


28:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:07:24.31 ID:iLRizJ7Q0

俺「イタッ、てか痛っ!!」

??「このおっさんうるせぇな…。」

以下略



29:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:08:39.51 ID:iLRizJ7Q0

親友「見た感じ、頭に異常は無さそうだ。もうあんな危ないことはやめた方がいいですよ。」

??「お前、察してやれよ。このおっさんはニートだ。だから死んで社会に貢献しようとしていたんだ。」

以下略



30:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:10:49.51 ID:iLRizJ7Q0

??「おっさん、二次元と三次元は違うんだ。あんたは画面の中の相手をしているといい。」

このムカつく奴は…。
この世で一番嫌いな奴だ。
以下略



31:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:12:21.40 ID:iLRizJ7Q0

親友「つまり昔、学生をやっていた、ってことですか?」

頭を捻っているオレの横から親友が助け船をだした。

以下略



32:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:13:03.11 ID:iLRizJ7Q0
もう少しだけ、このよくわからない場所にいたい。
あの答えを、聞くまでは。


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