過去ログ - 親友「あとは、任せたよ。」
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26:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:05:19.30 ID:iLRizJ7Q0
全部電車の音にかきけされた。
俺は自然に目を閉じた。
次にこの目を開いたとき、現実に戻っているだろう。

?「よし、走れ。」
以下略



27:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:06:22.85 ID:iLRizJ7Q0
目を閉じていても耳で、肌で、空気の動きでわかる。
夢の覚める音がする。
(サロンパスを買いに行くために)明日から本気をだすとしよう。
俺の体は強い力に引っ張られた。
思っていたのとは違う方へと。


28:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:07:24.31 ID:iLRizJ7Q0

俺「イタッ、てか痛っ!!」

??「このおっさんうるせぇな…。」

以下略



29:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:08:39.51 ID:iLRizJ7Q0

親友「見た感じ、頭に異常は無さそうだ。もうあんな危ないことはやめた方がいいですよ。」

??「お前、察してやれよ。このおっさんはニートだ。だから死んで社会に貢献しようとしていたんだ。」

以下略



30:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:10:49.51 ID:iLRizJ7Q0

??「おっさん、二次元と三次元は違うんだ。あんたは画面の中の相手をしているといい。」

このムカつく奴は…。
この世で一番嫌いな奴だ。
以下略



31:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:12:21.40 ID:iLRizJ7Q0

親友「つまり昔、学生をやっていた、ってことですか?」

頭を捻っているオレの横から親友が助け船をだした。

以下略



32:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:13:03.11 ID:iLRizJ7Q0
もう少しだけ、このよくわからない場所にいたい。
あの答えを、聞くまでは。


33:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:14:33.39 ID:iLRizJ7Q0

「最初から死ぬと決まっているヒロインをキミはどう思う?すでに運命が決めつけられているんだ、理不尽だと思わないか?」

いつだったか、そんな話をした。
その時の俺はなんて答えたっけな。
以下略



34:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:15:41.78 ID:iLRizJ7Q0
親友と出会ったのは中学二年の頃だった。
この辺りに小学校はひとつしかない。
ついでに言うと中学校も高校もひとつしかない。
だから中学校はほとんどが顔見知りのメンバーだ。
なのに俺が親友のことを中学二年まで知らなかったのは、アイツが小学校の頃からなかなか学校に行くことが出来なかったからだ。
以下略



35:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:17:04.57 ID:iLRizJ7Q0

ー中学二年の夏休み前ー

「初めまして。いや、もしかしたらどこかで会っているのかな?」

以下略



36:名無しNIPPER[saga ]
2015/12/25(金) 21:18:49.20 ID:iLRizJ7Q0
突然、新しく隣人となった奴はツカツカと黒板のもとへ向かい、文字を書き始めた。 
何事だ?とクラスの目を集める。
一通り書き終えると、振り向いて言った。
何となく俺を見ていた気がした。

以下略



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