過去ログ - 【艦これ】とあるクリスマスの出来事
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23: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/25(金) 22:55:47.06 ID:G+8Xp46Qo

          ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 現在 鎮守府演習場

 
 木曾によって突きつけられた、古めかしくも仰々しいデザインのフリントロック式拳銃は天龍の眉間をしっかりと狙っていた。

 互いの距離は五メートルもない。

 いくら当時の拳銃の精度とはいっても、この距離での命中は確実だ。

 ギリッと天龍の奥歯が嫌な音を立てる。

「参ったっていうんなら、今の内だぜ?」

 勝利を確信した顔で木曾が言う。

 確かに絶体絶命だ。

「なぁに、不利を覆しての天龍様よ……なめんなよ」

 言うが早いか、天龍が裂帛の気合いとともに、間合いを一気に詰める。

 木曾の指が引き金を引きしぼるよりも早く、天龍の剣が一閃。




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