過去ログ - 高垣楓とクリスマスと年末
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178:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:00:26.83 ID:kk2m1wHJ0

 346プロ内、高垣楓の個人執務室にて

「楓さん、新しいお仕事が入りましたよ。受けてみませんか?」

以下略



179:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:01:06.86 ID:kk2m1wHJ0

 いまどき少女マンガでもこんなに甘くないよ……と言ってしまう展開がこれでもかと……。

 そして私に振られていた役は主役、ヒロインでした。

以下略



180:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:02:32.87 ID:kk2m1wHJ0
きっと素面じゃ演じられないわ……。収録前に一杯やらなきゃやってられないかも……。

それでも酔わない頑丈な私の肝臓が少し憎らしい。

「これを……私に?」
以下略



181:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:04:22.24 ID:kk2m1wHJ0
「楓さんならやるって思ってましたよ! では報告しますね!」

 ぽちぽちとすぐさま携帯を出して連絡をしている。ああ……この瞬間から私は

ミステリアスな高垣楓じゃなくてふわふわあまあまな美人OLになってしまうのね……。
以下略



182:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:04:48.62 ID:kk2m1wHJ0
台本を読んでいるだけで顔が熱くなってくるわ……。例えば……

『あの、私今すっごく恋しているんです! 部長! 大好きです!』とか……。

『えへへ……ぶちょ……ぅ』と言いながら顔をとろけさせる……。とか……。
以下略



183:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:06:16.74 ID:kk2m1wHJ0


「で、この台本きちんと読んで下さいね? 本読みは一週間後なんで、あと衣装合わせもそれぐらいで」

 えっ早くないですか、はやくない? そうですか……。
以下略



184:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:06:58.72 ID:kk2m1wHJ0

「そうだ、楓さん」

 なんでしょうか、と首をかしげる私に彼女は

以下略



185:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:07:59.09 ID:kk2m1wHJ0

「ほら、シンデレラプロジェクトのプロデューサーさんが居るじゃないですか、やったね! 
ほらほら頼んでおきますから頑張って下さいね?」


以下略



186:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:08:46.65 ID:kk2m1wHJ0

 そうしょげた台詞を言うと彼女は満面の笑みで台本を指さした。

「ここに、同僚役として新田美波さんが入っていますね?」

以下略



187:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 05:09:24.49 ID:kk2m1wHJ0
それから、と彼女は付け加えるようにして言う。




以下略



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