過去ログ - 電「2人だけの、メリークリスマス」
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15: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:10:26.74 ID:mZ8DYoJ5O
司令官「それじゃ電。一日遅れだし2人だけだけど……メリークリスマス」スッ
電「メリークリスマス、なのです!」カチン
司令官「よっし、ケーキ食べよう!」
16: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:11:25.31 ID:mZ8DYoJ5O
司令官(電は)
電「……」モグモグ
司令官(着任したての頃は、ひたすらおどおどして。僕が近づくだけでビクついて、弱気でただ丁寧で、ただ心優しい少女だった)
17: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:12:17.09 ID:mZ8DYoJ5O
司令官「電がそばにいると……心も体も、あったかいよ。とっても」
電「……電が、司令官を暖めてあげられるのならそれは、とってもとっても。嬉しいのです」
電「だって司令官は、いつもいつも私達のためを思ってくれて。そのために、身を削って頑張ってくれて」
18: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:14:24.65 ID:mZ8DYoJ5O
司令官「……ありがとう。電はずっと、僕を見てくれていたんだね」
電「……でも、それでも電達は、そんな司令官に甘えていたのです。見ていながら、電は司令官を送り出すことしかできない」
司令官「ああ、それで良いんだ。君達が戦っているとき、僕が指示を出すことしかできないように。僕が君達のために走り回っているときは、甘えてくれることが何よりなんだよ」
19: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:15:12.63 ID:mZ8DYoJ5O
司令官「ありがとう、電。君がそばにいてくれるなら、僕は頑張れるよ」
司令官「誰が見ていなくても、誰が知らなくても。君が僕のことを見ていてくれるから、僕は戦える」
司令官「こんな司令官だけれど……これからも、甘えさせてくれるかい?」
20: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:15:53.65 ID:mZ8DYoJ5O
司令官「君が居てくれて良かった。君が見ていてくれて良かった」
司令官「君が僕に、僕だけに見せてくれる遠慮のない表情は。僕の中だけにある君の顔が……僕の原動力だよ」
電「……いつだって、ここにいます、見ているのです。司令官のために、司令官が頑張れるように」
21: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:16:33.86 ID:mZ8DYoJ5O
伊19「あれー?ほう、ほーほー、これはこれは……」ニタァ
司令官「イ……イク?おい待て、違う、これは」
伊19「んー?提督、なに焦ってるの?別にイク、何も見てないのね」
22: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:17:42.56 ID:mZ8DYoJ5O
電「勘違い、されても構わないのです。か、勘違いじゃないかもしれないけれど、それでも」
電「それでも電は……っ、このまま、2人だけの、クリスマスを、過ごしたい……のです……」カアァ
司令官「電……」
23: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:18:17.39 ID:mZ8DYoJ5O
メリークリスマス
24: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:18:53.27 ID:mZ8DYoJ5O
伊19「……いつもなら追ってきてドタバタするのに追いかけてこないとか」
伊19「はぁ。これはガチなやつなのね……全く」
25: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2015/12/26(土) 21:20:13.75 ID:mZ8DYoJ5O
終わり。クリスマスに向けて書いてた長編が間に合わなかったのでせめてもと即興の短編を書きました。お目汚し失礼しました。
過去作貼ってドロンします。ここまで見てくださってありがとうございました。
暁「とある司令官と電のケッコン」
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