41:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 15:19:57.33 ID:bauBs7zr0
残された時間を少しでも永く、そして楽しく。わたくし達は過ごしたつもりです。
響の持ち寄る物はいつも面妖で、またわたくしの昔話はたいそう珍妙で。
声が枯れ果てるまで、笑い合ったことだってありました。
時には仲違いもあり、お互いに牙を向け合うことだって。
そこに人や龍の違いは無く、気の済むまで怒りをぶつけ合いました。
それでも後には一つになって、波を子守唄に眠るのです。
そんな他愛のない日々が、嬉しかったから。
そんな楽しくて仕方のない時間が、ずっと欲しかったから。
独りはもう、嫌だったから。
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