37: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/29(火) 15:30:09.30 ID:9s4XE4KR0
あかり「ちなつちゃん……」
ちなつ「……とりあえず、明日とかに先輩たちにホテルの名前を確認してみよっか」
あかり「京子ちゃん達にも、このこと話してみる?」
ちなつ「……」
ちなつ「ううん、私たちだけの秘密にしよう?変に先輩達の心配事増やすのもなんだし」
あかり「そっかぁ、そうだね」
先輩達には伝えないほうがいい。
そんな予感を、結衣先輩に電話したあのときから何故か感じていた。
心配させたくないなんていう適当な言い訳は、ぱっと出た割にはあかりちゃんには効果てき面だったみたいで、
あかりちゃんは何度もうんうん、とうなずきながら木刀を鞘にしまった。
しばらく二人とも無言で、部室には風の音だけが響いていたけれど、ずっとこうしているわけにもいかない。
ちなつ「帰ろっか」
あかり「うん」
部室を出るときの足取りは、入ってきた時よりも少しだけ重い感じがした。
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