12: ◆NA1nr6kL6nmE[saga]
2015/12/30(水) 21:56:05.34 ID:sdSsLXKF0
ーー病院待合室
シンジ「…」キョロキョロ
シンジ「お見舞いに行くのって…何でこんなに怖いんだろ」
看護師「誰か探してるの?」
シンジ「あ、あの…」
シンジ「今日はお見舞いに来たんです。アスカの、惣流アスカの部屋ってどこになりますか?」
看護師「惣流さんなら、リハビリの時間だからもうすぐ下りて来るんじないかしら?」
シンジ「リハビリ?」
チン、ガーー
キィ……キィ……
シンジ「…!」
シンジ「アスカ!」
アスカ「…シンジ?」ピタ
アスカ「…」
アスカ「フン!」キィキィ
シンジ「あ、待ってよアスカ!」タタタ
アスカ「…」キィキィ
シンジ「その車椅子どうしたの?」
アスカ「見て分かんないの?歩けないのよ」
シンジ「え?歩けないって何で?」
アスカ「分からない」
シンジ「いつ治るの?」
アスカ「知らない」
シンジ「大丈夫なの?」
アスカ「何の用よ!用が無いなら帰って!」
シンジ「今日はその…お見舞いに来たんだ」
アスカ「フン。どうせミサトに言われて来たくせに…」
シンジ「…渚君に助けられたんだってね」
アスカ「渚?ああ、そうよ。いい男よねアイツ」
アスカ「あんたと比べたら月とスッポン、弐号機と初号機くらいの差があるわ!」
シンジ「はは、渚君ってよっぽどカッコいいんだろうね。ミサトさんにも同じ事言われたよ」
アスカ「用はそれだけ?」
シンジ「え、その…」
シンジ「そ、そうだ!病院食だけじゃ飽きると思ってアイス買って来たんだ。この辺はもう何も無いから強羅まで行って買って来たんだ、はい」
パシン!
ボトッ
シンジ「あ…」
アスカ「もう帰ってよ!こんなになるまでほっといて今更何よ!あんたの顔なんて見たくもないわ!」
シンジ「僕はただ心配してーー」
アスカ「心配?嘘ね!あんた、人の顔色うかがってるだけじゃない!」
シンジ「そんな…」
アスカ「鈴原は右脚を失った!私は歩けなくなった!あの女は渚に殺された!次はあんたの番じゃないの?自分の心配してなさいよ!」
シンジ「ちょちょっと待って?渚君に殺された?綾波が?」
アスカ「あの女を排除したのは自分だとか何だとか。どっちでもいいけど。興味ないわ」
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