過去ログ - 武内P「神崎さんが幼くなった?」ちひろ「はい……」
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11:名無しNIPPER
2015/12/31(木) 08:10:07.77 ID:9yINYE5h0
広間に現れたシンデレラの佇まい、そしてその美麗な装いに誰もがみな眼を奪われます。

それには、意地悪なお義母さんと二人の娘は動揺を隠せません。勿論、王子様も同じでした。

養母「ち〜ひっ…っひ?」 娘1「そっちも準備してきたんだね。」 娘2「うふ…」

王子「…僕と踊って下さいますね?」スッ

シンデレラ「は、はい…私でよければ、喜んでお受けします……」ポー

優しく手を取ってそう言った後は、もう王子は他の誰も誘わずシンデレラに夢中でした。

優しい王子様の眼差しに見惚れながら、シンデレラは夢のような幸せな時間を過ごしたのです。

そうして気がつくと、お城の大きな時計台がちょうど十二時の鐘を鳴らし始めていました。

シンデレラ「! たいへん、魔法が解けちゃう。」クルッ

王子「そんなっ! 僕はまだ君のことを……」

シンデレラ「王子様っ! ごめんなさい。」タッタッタッ

シンデレラは、王子の制止を振り切り大急ぎで広間を飛び出し、階段を駆け降ります。

もうすぐ時計台の鐘も鳴り終わります。あまりに急いで走ったシンデレラは階段の途中で

硝子の靴を落としてしまいましたが、それを拾いに戻る時間は残っていませんでした。

シンデレラは、硝子の靴を残したまま長い階段を駆け下りました。その後を追う王子が

ようやく広間を抜け、階段まで辿り着いた時には…あの美しい人の姿は、もうそこにはありません。

王子は、星の欠片が零れ落ちたように、階段に残された光り輝く硝子の靴を拾い上げました。

王子「名も知らぬ姫君よ、また君に逢いたい……」

――


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