過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」小蒔「大台突入の10です!」【永水】
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29: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2016/01/06(水) 19:24:52.02 ID:uPO9RBCao

霞「…では、どうするおつもりです?」

「え…?」

結果、責め立てるようにして語気を荒上げる彼女達に霞がそっと口を挟む。
決して大きいものではなくても、波紋のように広がるその声に、彼女達の勢いが削がれていった。
自然、熱くなりつつあった雰囲気が急激に冷め、薄い沈黙が控室を支配する。
それは霞が六分家筆頭 ―― 石戸家の一人娘であり、毎年、この選考会で勝利しているからではない。
彼女の持つ雰囲気や仕草一つ一つから、人の心を惹きつけるものが溢れ出ているからだ。

霞「六分家の一員であり、六女仙にも選ばれた彼女を、一介の巫女でしかない貴女達が処断するとでも?」

「そ、それは…」

間違いなくカリスマと呼ぶにたる相手を前にして、彼女達の言葉は大人しくなっていく。
立場の弱い狩宿家の娘を責め立てる事は出来ても、石戸家を相手にそのような事は出来ないのだから。
ましてや、霞が口にするその言葉はぐうの音も出ないほどの正論。
六女仙と言う名誉ある称号を与えられた巴を、その選考から漏れた彼女達がどうこう出来るはずがないのだ。



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